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2021.11.17

ファッション

ザ・ノース・フェイスの最新ゴアテックス・ダウンは、本気で使える3-WAYだ

「3-WAY」――それは便利さの象徴のような言葉である。しかし、本当にマルチに活用できている人がどれだけいるかは正直、微妙である。

でも、ザ・ノース・フェイスの新作はガチ。「これ1着で秋〜春までOK」なんていう、ありきたりでちょっと眉唾な謳い文句を本気で体現するアウターが今季、登場したのだ。それがコレ。

「GTXセローマグネトリクライメイトジャケット」各6万6000円/ザ・ノース・フェイス(ゴールドウイン 0120-307-560)

ザ・ノース・フェイスは今季、「ジップインジップ」をマグネット仕様にした「ジップインマグネ」システムを新たに取り入れた。この新システムによって、これまでより快適に、簡単に高機能アウターとインナーを着脱することが可能となった。

新作の「GTXセローマグネトリクライメイトジャケット」も同仕様で、中にはインナーダウンが付いているのだが、そのクオリティがまぁ〜高い。

これがインナーダウン?と思ってしまうが、紛れもなくこれが付属のインナーダウン。

ご覧のように、見事に“個”として成り立っており、とてもセットで付属しているインナーダウンとは思えないデキ映えである。

アウターとインナーがセパレートできるジャケットは珍しくない。その場合、「アウター部分」「インナー部分」、そして「アウター部分+インナー部分」の3-WAY仕様……というのが決まり文句である。しかし、実際にインナー部分だけを使う人はあまり見かけない。

やはりアウター部分と比べ、人目につきにくいインナー部分は、どうしてもデザイン性に欠けてしまうからだろう。だが、この新作は違う。インナーダウンもそのままアウターとして羽織れるだけのクオリティを保っているのだ。

配色も絶妙だ。

当然ながら機能性も最高峰で、アウターは高い防水透湿性と耐久性を誇る70デニールのゴアテックスプロダクツ。フードのファーを取り外し、レインジャケットとしても使用できる。

インナーはクリーンなリサイクルダウンを使用して保温性を確保。ナイロン生地はしなやかで、肌触りにも優れている。

街使いはもちろん、氷点下の冬キャンプにも起用できるタフなオールラウンダー。一着あればめちゃくちゃ便利ですゾ。


2/2

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