「Camp Gear Note」とは…… キャンプ好きにとっては、待ちに待った焚き火のベストシーズンがやってきた。焚き火を楽しむ者のルール&マナーとして「焚火台」の使用はマスト。
各社から工夫を凝らしたタイプが登場しているので、これまでの
「Camp Gear Note」連載から編集部が選んだおすすめモデルを紹介していこう。
①キャンプ場に行けば必ず目にする「ユニフレーム」の大定番作
まず紹介したいのは、ユニフレームが世に送り出した焚火台の名作「ファイアグリル」。発売から長年、形を変えずに売れ続けている大定番である。
もともと焚火台は、その役割からも堅牢さが特徴の製品が多く、持ち運びや扱いやすさを重視したものは少なかった。そこに登場した革命児がファイアグリルだ。
重量は約2.7kgと軽く、フラットに収納できることが人気の理由。現代の焚火台は軽量・コンパクトなタイプが主流だが、その流れのもとにあるモデルがこちらと言っても過言ではない。
フラットな皿状の火床は、直火のような感覚で薪を組むことができる。燃やし終えたあとに灰を片付けるのも簡単。
折り畳むことはできないが、車に載せていくならばその必要性は感じない。逆に折り目による隙間がなく丈夫なことがメリットであり、小ささを追求した焚火台にはない大きな利点となっている。
②スタイリッシュなニューカマー「ウルフ&グリズリー」
続いては、最新鋭の焚火台を紹介しよう。
カナダからやってきた「ウルフ&グリズリー」は、グリル、焚火台、クッキングセットと、3つのプロダクトのみを展開する新進気鋭ブランド。
デザインエンジニアである創業者が、「バックヤードからバックカントリーまで使える」ことをテーマに生み出したのが、焚き火にかぶせて使うタイプのシンプルなグリルだ。
直火禁止のエリアが多い日本においては、グリルと焚火台を組み合わせて使いたい。どちらもスタイリッシュなデザインが特徴で、収納サイズは驚くほどコンパクト。
焚火台は折り畳み式の枠に、パネル6枚が蛇腹状になった火床をセットするだけで設営が完了する。展開時のサイズは大体28cm四方なので、コンパクトに焚き火をするにはちょうど良いサイズ感だろう。
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