多くのアメカジ好きに支持される恵比寿の名店、スタンダード カリフォルニア。店内に足を踏み入れるとそこはカリフォルニアの薫りに溢れ、ヴィンテージの匂いを纏う服が並ぶ。
代表の阿久戸秀高さんは「ずっと同じこと、好きなことを続けているだけ」と話す。その言葉どおり創業当初から変わらぬオーセンティックなアメカジを貫いている。
[左]ジャケット2万9480円、キャップ7480円/ともにスタンダード カリフォルニア 03-3770-5733、パンツ1万8700円/オリジナル チャコール(チャコール トーキョー 03-6432-5267)、スニーカー2万6400円/サロモン×ビームス(ビームス 原宿 03-3470-3947)、ソックスは私物、車224万8000円〜、テント24万2000円、カーサイドオーニング4万円/すべてオートモーティブジャパン 045-534-6071 [右]フリース2万7280円、パーカ1万8480円、パンツ1万7380円、キャップ7480円/すべてスタンダード カリフォルニア 03-3770-5733、ブーツ4万1690円/レッドウィング(レッドウィング・ジャパン 03-5791-3280)
| スタンダード カリフォルニア 代表 阿久戸秀高さん 1967年生まれ。トライシーブス代表。大学卒業後、オーストラリア遊学やスノーボード関連会社の勤務を経て、2003年にスタンダード カリフォルニアをオープン。趣味はサーフィンとキャンプ。今も月に数回はVANを駆り、海へ山へ向かう。 |
そんなスタンダード カリフォルニアの服のどこが“ボーダーレス”なのか。それは阿久戸さん自身のライフスタイルを紐解くことで見えてくる。
自宅でも趣味のサーフィンやキャンプでも、ファッションの方向性を変えないのが信条なのだという。
着心地はもちろん、防寒性にも配慮したキャンプスタイル。アメリカンヴィンテージの薫りが漂う着こなしは緑豊かな自然の中に違和感なく溶け込む。 「だからこそ、どんなフィールドにも適した服が自然と出来上がるのだと思います。服作りで何より大切にしているのは“着心地”。自分が気持ち良く着られる服であれば、境界線なんてない。少し余裕のあるシルエットで作っているのも、素材にこだわっているのもすべて“心地良さ”を獲得するためです。
例えば海や山まで車を運転するときにコンフォートだったり、キャンプで焚き火を熾すときに動きやすかったり、リアルな行動のなかでの使い勝手の良さを大前提として考えています」。
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