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「一にも二にも重要なのはコンフォートであること。自分がノーストレスでいられる服であれば、結果どんなフィールドでも着たくなるはず。機能素材は心地良いウェアを実現するための手段として、必要であれば使います」。

そんなこだわりを持つスタンダード カリフォルニアだが、一方で“テック”というイメージはあまりないかもしれない。しかし機能素材に対する考え方も、阿久戸さんの中で少しずつ変化があるという。

スウェット2万680円、Tシャツ1万5180円、グローブ4180円/すべてスタンダード カリフォルニア 03-3770-5733、パンツ2万6400円/エイチ ビューティ&ユース 03-6438-5230、スニーカー1万9580円/オン(オン・ジャパン 050-3196-4189)、キャップ9680円/セダン オールパーパス 03-5775-3383、バックパック5万9400円/ストーンアイランド 03-5860-8360

「若い頃は化学繊維の服が苦手で。でも最近は少しずつ取り入れています。とはいえ、本格的なアウトドアウェアとは発想が違う。ポリエステルであっても肌触りがコットンライクだったり、とにかく着用感が第一。そのために必要な機能素材であれば使ってみようというスタンスです」。

ピマコットンを贅沢に太番手で紡績し、肉厚に編み立てたオリジナル裏毛のスウェット。心地良さへのこだわりが素材に表れ、家でも外でも快適。

コンフォートであることを最優先に考えている服だからこそ、特定のシーンに縛られず、実用性がある。阿久戸さん自身がその服を纏い、さまざまなフィールドを駆け巡っているからこそ、説得力があるのだ。
 

芹澤信次=写真(人物) CBK=写真(取材) 菊池陽之介=スタイリング 竹井 温(&’s management)=ヘアメイク 早渕智之=文 オートモーティブジャパン=撮影協力

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