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【3足目】オールデイ×ナイキ「ハイパーダンク2014」


最後の一足は、唯一無二の非売品コラボを。
国内で開催される「5on5ストリートボール」の国内最大級トーナメント、オールデイ。年齢、性別、国籍、キャリア、カテゴリーなど一切不問の完全オープンエントリー制で、多くのプレーヤー、ファンが注目するビッグイベントである。
こちらは、その大会で優勝した者のみに与えられるオールデイとのコラボシューズだ。

「大学卒業後、プロチームからのお誘いもあったのですが、バスケットボールに対する熱が冷めてしまったんですね。バスケが楽しいと思えなくなってしまった。
ずっとバスケしかしてこなかったし、何か違うものに挑戦したいという気持ちもありました。そのとき、仲のいい先輩に誘われたのがストリートバスケだったんです」。

「それで、アンダードッグというチームに加入しました。そのチームは、ファッションデザイナーや、ストリートカルチャーに精通する方がゴロゴロいるクリエイターの個性派集団。オールデイでも10回近く優勝している実力派のチームでもありました。
これは、そのチームで優勝したときにいただいたもので、まさに王者しか手にできないシューズです。大切に保管しておきたいですね」。

「アンダードッグの時代があったからこそプロになれたし、オリンピックに出ることができたと思っています」と落合さん。これは、いわば原点の一足である。
「レブロンも、ステフィン・カリーも、どんな有名なラッパーですら持っていない。アンダードッグの優勝メンバーのみに与えられたレアモデル。お金には変えられないですよね」。

コラボと聞くと、やはりその稀少性からプレ値候補という目線で見がちである。それも決して間違いではないのだが、そこへ忘れ得ぬ思い出もコラボレーションすることで、所有者にとっての最高のシューズになる。
その関係性はまさに理想的であり、もはやプライスレスだ。
第3回は、落合さんが選ぶ「名作バッシュ」を紹介する。
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▶︎「麗しのエア ジョーダン3足」編
川西章紀=写真 菊地 亮=取材・文


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