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カラオケでラップ!? 青木さんが今も続けていること


── 青木さんは「追い読み」という方法をおすすめしていますよね?
そうです。話すのが上手い人を真似するのも効果的です。ニュース番組はアナウンサーというお手本がいるので、テレビに向かって「追い読み」をやってみてください。1分だけでもいいです。
何度もやっていくうちに、リズムの取り方や話を展開するテンポなどがなんとなく分かってきますから。喋りが上達していくはずです。
── やっぱりリズムやテンポは大切なんですね。一般人には難しい技術な気がします……。
抑揚をつけるとか、間を空けるとか、最初は難しいかもしれません。でも、同じトーンやリズムで話されると、プレゼンやスピーチを聞いている方は眠くなるんですよ。
だからちゃんと伝えたいのであれば、メリハリをつけた方が絶対に伝わります。自然にできることではないので、誰かの前で話すときは原稿を工夫するといいと思います。
── どんな工夫をするんですか?
いちばん伝えたいところに印を付けるんです。その前で間を空けたり、声の高さを変えたり、ボリュームを大きくしたり。リズムやボリュームに変化をつける。聞いている人の印象に残りますから。
あとはカラオケもおすすめですよ。
── カラオケですか?
カラオケは最高のトレーニングですよ。肺活量のトレーニングにもなるし、リズムやテンポの練習にもなります。口の筋肉がほぐれていい準備運動にもなるので、社会人1年目のときは発声練習をしに、よくカラオケに通っていました。
それからラップもおすすめです。喋りが鍛えられるんですよ〜。滑舌を良くしたい場合はラップですね。
── 青木さんがラップとは意外でした。ちなみに誰のラップを歌うんですか?
ケツメイシの『さくら』を歌うことが多いです(笑)。

ラップでリズムやテンポを鍛えるとは、青木さんらしいアドバイス。まずは、できることからこっそり実践してみては?
全5回のインタビュー企画の後半は、青木さん自身にクローズアップ。第3回は青木さんが一番尊敬するインタビュアーの話から、1対1のコミュニケーションに役立つスキルについてうかがう。 
「青木源太のコミュ力向上メソッド」とは……
会議やプレゼン、上司や家族との関係など、コミュニケーションにまつわる悩みはつきない。話のプロ、青木源太さんの場合はどう対処している?
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ぎぎまき=取材・文


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