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アドバイスしてくれるのは……そわっち(曽和利光さん)1971年生まれ。人材研究所代表取締役社長。リクルート、ライフネット生命保険、オープンハウスにて人事・採用部門の責任者を務めてきた、その道のプロフェッショナル。著書に『人事と採用のセオリー』(ソシム)、『日本のGPAトップ大学生たちはなぜ就活で楽勝できるのか?』(共著・星海社新書)ほか。 |
パーソル総合研究所が2019年に実施したアジア太平洋地域の主要な14カ国で行った調査では、日本人の出世意欲(「管理職になりたいか」)は断トツの最下位でした。
1位インドが86.2%、2位ベトナムが86.1%、3位フィリピンが82.6%と、軒並み8割以上の人がYesと答えているのに、日本人は21.4%しかいなかったのです。そう考えると、嫌々リーダーをやらされて、本稿のタイトルのような悩みを持っている人がいるのもさもありなんとも思えます。
しかし一方で、厚生労働省の調査によると、従業員に対する比率は部長でおおよそ3%、課長で7%と実は意外にもかなり少なく、平均すると実質的には10%程度の人しか管理職にはなれない。
つまり、日本人は2割の人が管理職≒リーダーになりたいと思っているのに、10%しか実際にはなれないという「倍率2倍」の状況ということです。
そう考えると、リーダーが自分に向いているのか、やりたいのかを考えすぎずに「まずは試してみる」のがよいのではないかと思います。
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