「Camp Gear Note」とは……一足飛びに冬が近づいてきたような今日この頃。肌を刺すくらい冷たい空気は、焚き火を楽しむのにぴったりなシーズンの到来を告げる知らせだ。
ベストシーズンインを前に、今年も各社から焚き火に似合うさまざまなギアがリリースされている。今回は焚き火を生業にするプロフェッショナル“焚き火マイスター”こと猪野正哉さんに、おすすめ最新焚き火グッズを選んでもらった。
[1]動物の“うんち”が原料の着火剤
まず、ひとつ目に猪野さんが取り出したのは、牛のイラストが描かれた何やら洒落た筒状のパッケージ。中を開けてみると、タブレット状のビタミン剤のようなものが出てきた。
「美味しそうに見えるけれど、着火剤なんです。食べちゃダメですよ。材料は“うんち”ですから」。
実はこれ、「自然との循環」をテーマにさまざまな草食動物の糞を主原料にして作られた通称「アニマルライター」。売り上げの一部は、野生動物の保護にも当てられるそう。
手掛けているのは、八王子を拠点とするクリエイターチーム「MAAGZ(マーグズ)」。
「彼らは本当に焚き火好きで、オフィスに焚き火ができるスペースがあるほど。暇さえあれば、焚き火をしているみたいです。ほかにも焚火台やゴトクなどもあって、今注目しているクルーです」。
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