こだわり② “旨味調味料無添加”で食材の魅力を引き立てる!
ひとつめの「オリジナル スパイス マイルド」は、肉料理やご飯モノ、サラダ、スープに至るまで、
ひと振りであらゆる料理を激ウマに変身させる、いわゆる万能スパイスだ。
「いわゆるアウトドアスパイスってどれもこれも、入っているものはだいたい変わらないんですよ。だから、差別化させるのがとても難しいんです。
そんな中でもこだわったのが、多くのアウトドアスパイスに含まれている
旨味調味料(化学調味料)を使わない、という点でした」。
口に入れた瞬間に旨味が広がる反面、味が画一化されてしまうのが旨味調味料の難点。確かにウマいし、あの味は大好きなんだけど……。
「いろいろな食材や料理に使えるほうがいいと思ったんです。肉なら鶏・豚・牛、味付けにしても、醤油ベースからバターベースまでさまざまある。
そこで、あえてクセを抑えるというか、スパイスが主張しすぎないように工夫しました。
食材の美味しさをより感じられるようにするのがスパイスの使命ですからね」。
さらにもう1点、このスパイスの
キーポイントになっているのが乾燥セロリだ。
「輸入モノのスパイスで『セロリーソルト』っていうのがあって、『コイツはなんか洒落た味だな』と。試しに加えてみたら、上品というか、さっぱりとした風味が出たんですよ」。
クセがないとは言いつつも、口に入れたときにほんのりと香るセロリが、実にいいアクセントになっている。旨味調味料が使われていないとは思えないほど、インパクトもしっかりある。
「入っているスパイスは9種だけだけれど、
研究を重ねた黄金の配分がありますからね。秘密ですけど!」とニヤリ。
続いて、「オリジナル スパイス ホット」はどうだろう。
「韓国風の料理によく合いますよ」と土屋さん。こちらも同じく旨味調味料を使っていない辛味の効いたスパイスだ。
ただ辛いだけではない。
しっかりと風味のある唐辛子を厳選して、それをベースに塩、砂糖、ガーリック、オニオン、カイエンペッパーを、絶妙なブレンドで調合している。
「辛いもの、みんな好きでしょ? 素材の旨味を引き出すように、
砂糖の分量にはすごく気を使っているのがミソで、こちらも料理を問わず使えます」。
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