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2021.10.24

ニュース

カート・コバーンのギターが復刻!狙うは伝説のレフトハンドか!?

カート・コバーン。©Frank Micelotta, Getty Images
90年代の音楽シーンを席巻したニルヴァーナのボーカル兼ギタリストで永遠のスタイルアイコン、カート・コバーン。その魅力は今なお健在だ。
左手に持ったピックでギターをかき鳴らす彼に憧れて、右利きのくせにマネをした人も多いはず(全然弾けなかったと思うけど)。

そんな諸兄に朗報が。カートのシグネチャーギターが復刻されるというのだ。
ニルヴァーナの代表作であり、ロック史に輝く名盤「ネヴァーマインド」が今年発売30周年。それを記念してのニュースである。
「KURT COBAIN JAG-STANG」15万9500円[右利き用]/フェンダー(フェンダーミュージック 0120-1946-60)
生前、フェンダーのギターを愛用していたカート。なかでも「ジャガー」と「ムスタング」が特にお気に入りだった。
そんな2つのモデルの良いところを融合させたのが、カスタムモデル「ジャグスタング」。カートが亡くなる直前のツアーで愛用していた、歴史に残るギターだ。
こちらが実際にカートが描いたスケッチの一部。
ジャグスタングは、カート自らが写真のコラージュやイラストを組み合わせて描いた緻密な図面をもとに制作。1994年のインタビューで、カートはその出来栄えをこう評している。
「ギターをプレーし始めてからずっと、自分が求めているものがすべてミックスされた1本を見つけることができなかったけど、ジャグスタングは僕のイメージに一番近いんだ」。

そう、これは彼の“理想のギター”なのである。
復刻版では、そのオリジナルのスペックを忠実に再現。ヴィンテージスタイルのシングルコイルとハムバッカー、カートが好んだというムスタングの感触、24インチのスケール設計、特徴的なボディシェイプに至るまで、ファン垂涎の仕上がりである。
[左から]15万9500円(右利き用)、17万500円(左利き用)/ともにフェンダー(フェンダーミュージック 0120-1946-60)
カラバリは、フィエスタ・レッドとソニックブルーの2色を展開。
しかも、彼の演奏スタイルにリスペクトを込めて左利き用も用意されているという。

あの“レフトハンド”に憧れたオーシャンズ世代としてはどちらを選ぶか。答えは出ただろうか?
 
[問い合わせ]
フェンダーミュージック
0120-1946-60

外山壮一=文


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