Apple Watchを毎日身につける動機は健康トラッキング機能だ。ただ装着しているだけで、1日に何歩、どれくらいの距離を歩いたのか?早歩き以上の運動をどれだけしたのか?1時間に1度立ち上がっているかどうかを計測し、記録を残し続けてくれる。
個人個人で1日のアクティブな消費カロリーを設定できる。例えば筆者は初め運動による1日の消費カロリーを350kcalに設定していたが、だんだんアクティブになり、現在では500kcalがゴールになっている。普段のデータを見て、毎週目標の見直しを通知してくれるため、自然と活動量が増えていく習慣が得られる。
加えて、Apple Watchの場合は日常がスポーツになる点も面白い。
たとえば駅までの徒歩の時間、「屋外ウォーキング」のエクササイズを設定すると、時間・距離・ペース・脈拍数などを計測してくれる。同時に高低差や気象条件も記録し、GPSで歩いた経路まで地図に残る。
「今朝は11分台でホームまで着いた」「今日は信号のかみ合わせでタイムロスした」「雨だとスピードが落ちる」など、いろいろな気づきもあり、ちょっとした時間が楽しく演出できる。
手首で計測するため、荷物を持っていたり、ベビーカーを押していたりすると、正しく歩行が計測されないこともある。屋外ウォーキングは、GPSも活用して計測するため、距離や活動量がより正しく計測できる。
そのほかにも、自転車やテニス、水泳といった主要なスポーツの計測モードが用意されているほか、もしお子さんがいるなら、週末の公園での追いかけっこやサッカーなどでも計測をONにしておくと、意外と動いていることに気づけてモチベーションにつながる。
まだまだ外出を思い切り楽しめる状況ではないからこそ、数少ない機会をApple Watchで計測し、アクティブさを感じるチャンスに変えていきたい。そんな理由も、Apple Watchがアフターコロナに受け入れられている理由かもしれない。
Apple Watchの選び方
Apple Watchは、iPhoneと異なり、自分の好きな組み合わせで購入することができる。裏を返せば、きっちりと自分で選ばなければならない。
基本的には、まずコレクションから選ぶ。通常のApple Watchに加えて、ナイキとエルメスのコラボレーションモデルが用意されている。
ナイキモデルはアルミニウムのスターライトとミッドナイトの2色、バックルがあるスポーツバンドかバックルがないスポーツループの2種類となり、画面表示とバンドはナイキモデル専用となる。
エルメスモデルはステンレススチールのシルバーもしくはスペースブラックの2色と、ナイロンもしくはレザーのバンドの組み合わせで、文字盤や背面の刻印もエルメス仕様となる。
とくに、エルメスモデルではレザーバンドとの組み合わせが売りとなっており、今回のシリーズではチェーンを模したレザーのグルメット・ドゥブルトゥール(手首を2周するタイプ)などが追加された。
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