OCEANS

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「本格的にゴルフにハマったのはコロナ禍以降。スケートパークが閉鎖されることもあって、もう一度、やってみようという気になったんです。
最初のうちは仲間とワイワイコースを回るのが楽しかったんですが、だんだん競技の奥深さにハマり、練習自体が楽しくなりました。
コースで練習の成果が出て会心のショットを打てたとき、シビれるような快感を覚えます。スケートで難しいトリックを決めたときの感覚と似ているのかもしれませんね」。
「ゴルフに行くように見えない服装」が渡辺さんのポリシー。自身が手掛けるアドレスのTシャツとキャップでコースを回ることも。
そんな渡辺さんには、もうひとつゴルフに夢中になるきっかけが。
「ファッションです。いかにもゴルフという感じのクラシックな格好が苦手で……。コースにもよりますが、いつもシャツやニットといったカジュアルな服装で回っています」。
自立するスタンドタイプのゴルフバッグが好み。好きなブランドはかつてタイガー・ウッズも愛用していたというアメリカのジョーンズ。
ちなみに渡辺さんはスケートをするときも、無地Tとリーバイス501といったキレイめのアメカジが多いという。
左はリーバイスに勤める友人からもらったリーバイス ビンテージ クロージングの501。約1年の着用で味のある色落ちに。右は愛用しているアシックス スケートボーディングのスリッポン。履き心地だけでなく、大人っぽいシックな配色が気に入った。
「カリフォルニアでは、ゴルフはスケートやサーフィンと同じライフスタイルの一部みたいなもので、みんなそれぞれ好きな格好で自由にプレーを楽しんでいます。
さらに、日本でも徐々にそういったスタイルが浸透し始めている。今後はもっと若いゴルファーが増えて、ゴルフシーンが盛り上がるはず」。
写真などで自分好みにカスタマイズできるアメリカのCCSのスケボーを愛用中。ウィールはスピットファイアー。
そんな思いもあり、渡辺さんはストリートとスケート、そしてゴルフをテーマにしたアパレルブランドを立ち上げた。
週のうち、平日は3〜4回ゴルフの練習場に、週末はスケートの練習をするか、コースを回る。
「スケートもゴルフも、メンタルや体幹が鍛えられるので、両方やれば、それぞれにメリットがあります。もちろん、リフレッシュ効果も2倍なんですよ(笑)」。
Golfer Data
[ゴルフ歴] 小学生から(しばらく遠ざかっていたが、コロナ禍をきっかけに再燃)
[ベストスコア] 83
[好きなゴルフ場] 川越グリーンクロス、十里木カントリークラブ
[お気に入りのゴルファー] タイガー・ウッズ、ロリー・マキロイ、フレッド・カプルス
Skater Data
[スケート歴] 約25年
[好きなスケートパーク]駒沢オリンピック公園スケートパーク
[影響を受けたスケーター]ケニー・アンダーソン、オースティン・ジレット、ディラン・リーダー
[得意なトリック]バックサイドノーズ ブラントスライド
川西章紀、清水 亮、田代亮介、中田雄大、隈元公之=写真 押条良太=文 多摩川ゴルフ倶楽部=撮影協力


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