コスパ最強! 使うほどに唸らせられる名作バッグ
そんなランセムで、いつか「別注ができたら」と夢想している愛用アイテムがある。それがモンベルの「クロスランナーパック15」だ。
「自分のランニングスタイルだと、サイフや防寒着などを持ち運ぶ必要があるんですが、コイツは荷物を入れても全然揺れない。だからスマホやPC、カメラなどを詰め込んで、通勤ランすることもあります。
体への接地面が広く、包み込むようにフィットするのが良いのかもしれません。モノ作りに携わってきた身からすると、このクオリティで本体価格がアンダー1万円というのは脱帽です。もし叶うなら、いつか別注してみたいです」。
シューズはナイキ派。バックパックとの色合わせがリンクするこのモデルは、シューレースを瞬時に解放できるテクノロジーと、最新のパフォーマンス系ソールユニットを組み合わせたハイテクデザインに目を奪われる。
「長いこと古いシューズを履いていたので、次はいきなり最先端のハイテクを履いてみようかなと(笑)。コンセプチュアルなシューズだと思うのですが、ソールは最新のトップモデルと同じ。
最初は反発がすさまじい分、体への負担が大きいように感じていましたが、慣れてきたらその弾み具合が走っていて楽しい。体幹が鍛えられるような気もします。もちろん着脱もスムーズ。難点はフライニットアッパーの通気性がいい反面、冬場は寒いこと」。
テクノロジーもさることながら、ストリートにも馴染むデザインは流石だ。
今あるものから、自分にとっての最良を目ざとく見つけ、もし気に入るものがなければ自分で作ってしまう。
ランニングの楽しみ方は、自由で無限。だからこそ、やめられないし、止まらない。
RUNNER’S FILE 46 氏名:高島大輔 年齢:42歳(1978年生まれ) 仕事:ファナゲン代表/インテリアスタイリスト 走る頻度:週3~4回程度、10~15kmほど 記録:レースへの参加はなし |
連載「Running Up-Date」一覧へ「Running Up-Date」ランニングブームもひと昔まえ。体づくりのためと漫然と続けているランニングをアップデートすべく、ワンランク上のスタイルを持つ “人”と“モノ”をご紹介。街ランからロードレース、トレイルランまで、走ることは日常でできる冒険だ。
上に戻る 礒村真介(100miler)=取材・文 小澤達也=写真