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欲しかったのは、カルチャーを感じさせるFUNなウェア

走ったときの格好のまま、美術館に立ち寄ったり飲食店の暖簾をくぐるのがいつものスタイル。そこで感じていたのは、しっくりくるウェアがないことだった。
高島大輔
トップスとシューズ、ヘッドバンドはナイキ、ショーツはファッションブランドのバル。サングラスはユニバーサルプロダクトで、バックパックはモンベル。Tシャツとタイツは後述するオリジナルブランド「ランセム」だ。
「特にカルチャー系の要素があるランニングウェアに、自分たちが好きなテイストのものがないよなって。そこで友人のデザイナーと一緒にブランドを立ち上げることにしました。
名前を『ランセム』というのですが、自分は企画とディレクションの担当。今は最初の受注を取っている段階で、来春あたりからのデリバリーを考えています」。
今回着用してくれたTシャツとタイツは、そのランセムの最新サンプルで、Tシャツは毎シーズン、アーティストとコラボレーションしたグラフィックを仕込んでいく算段だ。
高島大輔
バックプリントのグラフィックは、ニューヨークの写真家ティナ・ポールが、1970~80年代に活躍した伝説的なDJラリー・レヴァンを撮り下ろしたもの。
高島大輔
高島さんが手掛けるランセムの初シーズンのテーマは、DJラリー・レヴァンが活動していたクラブ、パラダイス・ガラージがテーマのひとつ。何かとカテゴライズされがちな世の中において、ジャンルレスな選曲で熱狂的なディスコの饗宴を切り拓いた価値観にシンパシーを感じたとのこと。5800円程度の予定。
「Tシャツはファンランナーに向けて、カルチャーっぽいノリのデザインと、ストリート要素のあるグラフィック使いを意識しました。またパターンも体のラインが出ないよう、やや大きめにしています。
タイツを作るのは思いのほか大変でしたね。冬場のランでは必需品ですし、ランニングウェアを象徴するアイテムなのでぜひラインナップに加えたかったのですが、伸縮性のある生地はいざ仕立てようとすると、縫製のコントロールが大変でした。
こちらもグラフィックデザインを乗せ、使い勝手の面ではスマートフォンのポケットが設けられているのがポイント。また、肌に直接当たらないよう、縫い目が外側に来るよう仕上げました」。
高島大輔
プライスは1万円前後を想定とのこと。
元服飾業界人だからこそ成せるワザ。今から本格デビューが楽しみだ。


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