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2021.10.05

BMWの電動バイクがセンスいい! 水平対向でもツアラーでもない新コンセプト

平山祐介さんも愛用するBMWのバイク。創業当時から採用される水平対向エンジンはその象徴だ。
しかし、BMWは最近になって立て続けに電動バイクを発表。
伝統の水平対向エンジンをついにやめる!? デザインも新機軸!? 狙いは!? 今後のBMWのバイクを占う3台をチェック!

■コンセプトモデル CE 02

BMW CE 02
CE 02。フットレストがあるはずの部分にはスケートボードが刺さっている。
自ら「BMW Motorrad(=BMWの二輪部門)らしいところはほとんどない」と言い切るコンパクトな「CE 02」。
モーターで動く電動バイクなのだが、同社は「モーターサイクルでもスクーターでもない」とする。そんな回りくどいいい方をする狙いは、これまでバイクに乗ったことのない若年層の獲得のようだ。
最大航続距離は90kmだから長距離には向かない。最高速度は90km/hで、あくまでも街乗り用の電動バイク。足を前に投げ出すような姿勢と、後ろのフットレストに足を乗せる姿勢の2通りで運転できる。
さらに足元に自分のスケートボードを差し込んでフットレスト代わりにすることも可能だという。
シート高730mm、というスペックくらいしか公表されていない。シート前部にある緑色のベルトは小物を固定するためのもの。
これをスケートボードのように、ステッカーやテープで独自にカスタマイズを楽しんでほしいと同社は言う。
確かにバイク人口は減少しているから、こうした若年層向けの電動バイクはBMWにとっても今後必要になるだろう。
足元にはスケートボードではなく通常のフットレストも備えることができる。またCE 02と合わせてデザインされたジャケットも発表された。
しかし、ビーチクルーザーのような見た目にスケボーフットレスト、そして街乗りが気軽にできるスペックとあれば、横乗り好きなオッサン世代にも十分刺さるバイクじゃないだろうか。


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