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新しい光景が海に生まれて、この夏の“熱”は活かされる

サーフィン強国になると何がもたらされるのか。外なる力を得るには、そのようなビジョンも必要だ。
「環境意識が高まり、少子高齢化が進む今だから、SDGs、地域振興、健康促進とサーフィンの親和性は高いと思います」と言う大野プロは、「ファン・ザ・メンタル」というサーフィンイベントを地元の伊豆で主催している。
多彩なデザインのサーフボードを用意し、下田市と協働してサーフィンスクールを行い、幼い子供や高齢の初心者とも波に乗る楽しさを共有してきた。
年齢や性別を問わず心身の健全性と海への愛情を育めるのがサーフィンだ。社会貢献度は高く、しかも機会の提供は全国の海でできる。
そのような形で世界という高みと地域という足元の双方向からサーフィンの魅力を伝え、海に夢や希望を見いだす人が増えたとき、この夏の“熱”は初めて活かされたことになる。
 
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毎週金曜の21時配信。本稿に収まりきらなかったエピソードを音声にてお届けします。音声配信アプリ「Artistspoken」をダウンロードして、ビーチカルチャーの第一線で活躍する人たちの物語をお楽しみください。

Kyodo News、高橋賢勇(人物)=写真 小山内 隆=編集・文


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