冬アウターの代表であり選択肢も多いダウン。現代のライフスタイルに合致した“街・山兼用”なんてもはや常套句であり、選びの基準は複雑化している。
そこに新たな回答を提示するのが、アメリカ・ポートランド生まれの「コロンビア」が放つ“オムニヒートダウン”だ。
コロンビアが誇る独自の熱反射保温テクノロジーは今季さらなる発展を遂げ、“金”と“銀”の2バージョンが出揃った。
2つの違いが示すのは、文字通りあらゆるフィールドに対応しながらも、軸足をどこに置くかということ。ズバリ、アウトドア好きの山派には“金のオムニヒートインフィニティ”、日常使い中心の街派には“銀のオムニヒート”。
それぞれの有用性を、じっくり見ていこう。
オムニヒートの詳細はこちら 無限の可能性を秘めた“金のオムニヒートインフィニティ”
冬にダウンを着る最たる理由は当然、抜群の保温性を期待するからだ。
“金のオムニヒートインフィニティ”を搭載した「ブーロポイントパスダウンジャケット」はその大前提を突き詰め、名門アウトドアブランドらしい実に質実剛健な高機能ウェアに仕上がっている。
本格派ダウンジャケットの定番とも言えるアースカラーの切り替えデザインが目を引くが、何と言っても最大のキモは、金色のアルミニウムがプリントされた「オムニヒートインフィニティ」にある。
2010年の発表以来、シルバーのドット状のリフレクティブプリントで体温を反射させることによって得られる高い保温力で知られた「オムニヒート」が、大幅にアップグレードされて新登場した。
アルミニウムの表面積を拡大する新パターンのゴールドのリフレクティブプリントを採用し、より効率良く体温を反射して瞬時に身体を温めてくれる。
結果、寒い冬にあって、700フィルパワーを誇るダウン&フェザーの恩恵を存分に実感できるのだ。
従来のオムニヒートに比べて熱反射率がアップしたという効果のほどは、上の写真が如実に示している。
左は一般的なダウンジャケット、右はブーロポイントパスダウンジャケットを着たうえでマイナス20度の冷凍庫に約5分間こもったあとのサーモグラフィ画像。
右の写真は、上半身の大部分が高温を示す赤い部分で覆われる。寒い冬のアウトドアシーンでどちらに身を任せたいか、その答えは言うまでもないだろう。
最新のオムニヒートインフィニティは、さらに優れた通気性をも実現した。
つまりは登山やキャンプなど、積極的に体を動かした際もムレが少なく、暖かさとともに快適さももたらしてくれるのだ。
冬でもアクティブに遊ぶ。その一点において“金のオムニヒートインフィニティ”は、比類なき信頼を担保する。
このように、山派にとって垂涎のスペックを備えるブーロポイントパスダウンジャケットだが、街でも頼れるのはお察しの通り。
ナチュラルカラーの配色や特有のボリューム感はアメカジにすんなりハマり、デニムとTシャツに合わせるだけで旬なルックが完成する。
しかも今作は、収納袋付きのパッカブルタイプ。クローゼットの中でも、雪山に向かう車や旅先へのキャリーバッグでも、収納スペースが最小限で済むのは非常にありがたい。
アイテムの詳細はこちらなお、シンプル主義のモノトーン派には、同じく“金のオムニヒートインフィニティ”を積んだ「オークハーバーインシュレーテッドジャケット」もおすすめ。
中綿にはコロンビアの独自素材である「オムニヒートサーマルインシュレーション」を使用するため正確には“ダウン”ではないのだが、保温性と軽量性は勝るとも劣らない。
表地には独自の防水透湿機能「オムニテック」を搭載。さらに撥水性のあるリサイクルポリエステルを使い、ポケットには止水ファスナーも装備するなど防水性も死角なし。
オールブラックのミニマルデザインに潜む、抜群の機能性。こちらもまずは山で、そして街でも実感してほしい。
アイテムの詳細はこちら 2/2