当記事は「FLUX」の提供記事です。元記事はこちら。 マウイ島育ちの私は、この島でやるべきことなんて何もない、と淡々と思っていたが、最近実家に帰省して、それが間違いだったことがわかった。
マウイ島は、冒険好きな旅行客も、私のような無神経な地元民も行きたいと思える場所だ。たった1日のうちに、文化的なアクティビティはもちろん、地元のお気に入りのレストランや冷たい水をたたえた渓流に立ち寄れば、日常のストレスからすっかり逃げ出せるのだ。
日の出から日没まで、マウイ島の現地での暮らしは、誰もがこの渓谷の島に惚れ込むか、あるいは惚れ直してしまうような体験となる。
マウイ島を堪能するスケジュール
とびっきりのスタートを切ろう歴史に残るプランテーションの町ハイクの、アップカントリーマウイと呼ばれるエリアの小高い斜面にひっそりと建つのは、飲食店の「コリーンズ・アット・ザ・キャナリー」だ。
毎朝6時から、エッグベネディクト、サンドイッチ、ブレックファストブリトー、それに、ベジタリアンやヴィーガン向けのヘルシーなメニューなど、今のアメリカの朝食メニューを多彩に取り揃えている。ここから、今日の冒険が幕を開ける。
軽食なら、「アリイ・クラ・ラベンダー・ファームのラベンダースコーン」をお試しあれ。そこは、映画「トワイライト」シリーズのワンシーンのように、ラベンダーのある風景に雲がふんわりとかかっている。この農園では、40を超える種類のラベンダーやプロテアの花、多肉植物など、さまざまな植物が栽培されている。
農園内のカフェでラベンダーティーまたはコーヒーを1杯飲んでから、ラベンダー畑やガーデンを巡るツアーに参加しよう。リラックス効果のあるラベンダーの香りをかげば、いい雰囲気で旅の続きを楽しめるだろう。
午前中はゆるく過ごす山並みに車を走らせ、イアオ渓谷へ行こう。近くにあるイアオニードルと呼ばれるとがった岩山へ向かう中で、西マウイの無人地帯となっている渓谷や滝の、素晴らしい眺めを堪能できるだろう。
イアオ川でさっとひと泳ぎし、島内で一番冷たい水で涼をとろう。その後は、公園内にある「ハワイネイチャーセンター」に立ち寄って、ネイチャーウォークやハワイの文化についての情報をあれこれ手に入れよう。
昼下がり午前中のアクティビティのあとは、キヘイの町でランチタイム。地元の市場やレストラン、そして南マウイの有名なバーをはしごしながら夜遊びできるキヘイには、さまざまな飲食店が集まっている。
ランチにおすすめの店は、レインボーモールの上にある「カフェオレイ」だ。アイランドスタイルの料理や、心がほっこりする料理、生の魚介類専門のレストランや、島で一番おいしい寿司屋さんまで、幅広い食の選択肢が用意されている。
夕暮れどき西マウイのカアナパリ・ビーチへ。太平洋の雄大な景色の中をドライブしながら、観光や写真撮影にぴったりの、ちょっとした旅行気分を味わえる。クジラが海から飛び出してくることもあるので、カメラを片手に目を凝らしてみるといい。
カアナパリ・ビーチの端にはブラック・ロックがあり、地元の人たちはここから海に飛び込んで遊ぶことが多い。夕暮れどきに散策しよう。そして、暖かみのある空の色に、マウイ島での最高の1日の終わりに花を添えてもらおう。
甘いおやすみの時間素晴らしい1日を過ごした帰り道には、オロワルという小さな町にある「レオダズ・キッチン&パイ・ショップ」に立ち寄ろう。焼きたてのパンで有名なこのお店では、チキンポットパイや肉汁たっぷりのハンバーガーなど、おばあちゃんの家庭料理をイメージした、食べるのが惜しくなるような料理も出てくる。
新鮮な島の味を楽しめるアヒ(マグロ)の炙りサンドイッチに挑戦し、自家製バナナクリームパイで極上の1日を最高の形で締めくくろう。
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