モードな色といえば黒。そしてそれは日本が世界に誇るモードブランド「コム デ ギャルソン」のアイコンカラーでもある。
この度、黒を纏ったコム デ ギャルソン・オムの新作スニーカーが登場。もはやお馴染みとなったニューバランスとのコラボ作だが、コレが出色の仕上がりだ。
まず、コム デ ギャルソンにおける“黒”を簡単に振り返ろう。
1980年代のパリコレで多かったのはカラフルなコレクション。その中に飛び込んだコム デ ギャルソンは“黒”を主体としたコレクションを披露し、当時のモード界に衝撃を与えたことから「黒の衝撃」といわれている。
これを機に日本では黒づくめのファッションを楽しむ若者が増え、“カラス族”と呼ばれるムーブメントにもなったほどだ。
そんな特別な色を纏ったのは、ニューバランス「57/40」。
「574」のDNAを受け継ぎつつ、アッパーはスエードやリップストップナイロンで構成。「327」から続くデカNロゴや、’90年代のシューズを彷彿させる波打つようなソールが特徴的な新モデルだ。
カラーは“漆黒”というに相応しいマットな黒。アッパーやソール、アイコンであるデカNロゴまでも一色でまとまっている。一般的な黒スニーカーとは一線を画す、精悍でスタイリッシュな佇まいである。
その中で目を引くのが、シュータンに描かれた「CdGH」ロゴ。真っ黒だからこそ、白がよく映えて気の利いた主張となっている。
ところで、この手のコラボスニーカーを入手すると「もったいなくて履けない」という人も多くいる。だが、この一足の魅力は見た目だけにあらず。履いてこその価値もあるのだ。
アッパーの内側にはゴアテックスのライニングを採用。防水性と透湿性に優れているので、秋の長雨、台風……といった悪天候でもガシガシ履いてOK。むしろ、観賞用にしておくにはもったいない一足だ。
発売は10月1日(金)。全国のコム デ ギャルソン・オム取扱店で販売予定だ。
モード界のトップランナーが手掛けた特別な黒スニーカー。今度はスニーカー界に「黒の衝撃」が走ることになるだろう。
[問い合わせ]ニューバランス ジャパンお客様相談室 0120-85-7120 ONE-HALF=文