ダメージだって“いい味”になるのが古着の魅力。例えばこのミッキーマウスのTシャツ、プリントの剥がれやひび割れが絶妙だと思わない?
ヴィンテージショップで見つけたら掘り出し物かしれないけど、実はコレ、古着ではない。
実店舗や公式サイトを持たない“ノマドな古着店”として人気を誇る「ウェーバー」と、アパレルブランド「アンユーズド」のコラボTシャツである。
ユーズドっぽいのに、“アンユーズド”(=古着じゃない)……だけど、Tシャツは文句なしにいい出来なのだ。
ベースとなったのは、ウェーバーが所有する’80年代のミッキーマウスのTシャツ。経年劣化によるプリントのダメージを、アンユーズド独自の加工技術で見事に再現している。
さも、洗濯を繰り返してミッキーマウスが薄くなってしまったかのような絶妙な加工がリアルである。
ボディはコットン88%、レーヨン12%のアンユーズドのオリジナル生地で制作。古着好きなら誰もがよく知るあのブランドの“88/12”の混率にオマージュを捧げて作られているのだ。
さらに襟口と袖口にダメージ加工を施しているのもこだわり。バイオウォッシュで風合いも柔らかく仕上げられている。古着ならではの着古した感じまでディテールで表現している点も、流石である。
とはいえ新品なので生地の傷みを気にする必要なし。安心して洗濯できるし、着心地も悪くない。まさに古着の“味”だけ手に入るというワケだ。
実はこのプリントTは昨年12月に一度発売されているのだが、人気のあまり即完。
今回は第2弾として前作と同様の白に加え、赤のアクセントが効いたレトロなリンガーTも登場する。前者はアンユーズドの公式オンラインストア、後者はハイプビーストが運営するキュレーションストア「HBX」で限定販売中だ。前回を踏まえると品切れになる日は近そうなので、手に入れるならば急ぐべし。
うっすいミッキーマウスTに込められたアッツい思い。本物志向の古着好きでも、思わず触手が動いてしまうはずだ。
[問い合わせ]アンユーズドhttps://shop.unused.jp