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2021.09.18

あそぶ

時を忘れる。ずっといたくなる。西表島で過ごした、世界でここだけの時間

世界自然遺産に登録されたばかりの西表島。
今、世界中の旅人が注目するネイチャーアイランドのワイルドな日常に前回は触れた。

今回は、「星野リゾート 西表島ホテル」とその周辺で体験できるアクティビティをご紹介。
海でも山でも川でも遊べる自然の宝庫は、何度でも戻って来たくなる魅力で溢れていた。
 

自然好きの旅人も、声を失う絶景

筆者は海が好きなもので、「透明度の高い海」「絶景ビーチ」にはこれまで何度も訪れてきた。
星野リゾート 西表島ホテルの目の前にある月ヶ浜周辺。すぐそばには島の北西部を流れる浦内川の河口がある。
タヒチ、ハワイ、オーストラリアのケアンズ、インドネシアのグラジガン島、南アフリカのジェフリーズベイ、アルゼンチンのバルデス半島、などなど。
いずれも海は透き通り、ビーチはホワイトサンドでゴミはなく、野生の生き物たちが悠々と暮らし、周辺環境にも豊かな自然があった。
ホテルの前には海が広がり、敷地内には屋外プールとジャグジーも。思い思いに水遊びが楽しめる。
これらの旅先は、自分のなかでひとつの物差しとなっている。
だからどこへ行くにも渡航前には「今回の海はいかほどか?」という、ともすれば“上から”な心象が生まれてしまっている。
開放感あるアジアンテイストのロビー。到着早々、南国でのリゾート気分を高めてくれる。
羽田から空路3時間で石垣島に着き、そこから航路50分で着く西表島に対しても同様だった。
24時間かけて行った南アフリカより海は自然に満ちているのだろうか? 南太平洋の楽園と呼ばれるタヒチよりも“楽園”なのか?
そんな、どこか斜に構えた態度が“前のめり”になったのは「イダの浜」を体感したときである。


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