「キャンプ通ソムリエたちが選ぶ激旨ワイン」とは……キャンプの醍醐味といえばやっぱり昼飲み。とはいえ、キャンプではやることも多く、早々に泥酔してしまっては台無しだ。
そこで昼からダラダラ飲んだって、飲み疲れないワインをレコメンド。
教えてくれたワイン通たち | 小寺洋平さん 山梨県北杜市にあるワインショップ「山のわいん屋ゑん」店主。キャンプとワインを絡めたイベントの企画運営を行う「ワインキャンプ」のイベンターとしても活躍。ワイン醸造やぶどう栽培にも携わる。 | | 南雲昌高さん ポルトガルワイン専門の輸入、卸、小売業を営む「72シーズンズ」代表取締役。自社畑でワインに合う野菜を育てる野菜ソムリエプロの一面も。群馬県嬬恋村で「百年小屋キャンプ場」も経営。 | | 松原杏奈さん 京都を拠点にワインアドバイザーとして活躍するフリーランスソムリエ。地産地消を目的に、テント泊をしながらワイナリーを巡る自身の活動「キャンプ ワイン」を発信中。 |
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「一気に飲まず、時間の経過とともに楽しんで!」(小寺さん推薦)
「キャンプという自然の中では、時間の経過とともに美味しく感じる味わいというものも変わっていく気がします。陽射しの強い日中はすっきり爽やかなワイン、陽が沈み肌寒くなる夕方はまろやかでコクのあるワインといった感じ。
日中はキンキンに冷やしてゴクゴクと、夕方はしっとり緩やかに楽しめる一石二鳥なワインがこちらです」。
山形県産の早摘みしたデラウェアと完熟したデラウェアをミックスし、酸化防止剤を使っていないナチュラルワインだ。
「抜栓直後はやや発泡感もあって爽やかな印象。温度が上がるにつれて完熟したデラウェアの果実感がじわ〜っと広がり、ふくよかな印象になります。ワインのラベルの麻呂様のように“まろ〜”ってなりますよ(笑)」。
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