「キャンプ通ソムリエたちが選ぶ激旨ワイン」とは……酒好きが集まれば、自然とボトルが空くスピードも早くなる。そこで重宝するのが、たっぷり入った箱ワインだ。
「箱ワインって美味しくないよね……」なんて思うことなかれ。最近では、ボトルワインに引けを取らない旨〜い箱ワインがちゃんとあるのだ!
教えてくれたワイン通たち | 堀澤和弘さん フランスでのワイナリー従事などを経て、「ムーラ」にて輸入、販売、営業を担当するバイヤー兼マルチソムリエ。夏でも冬でも時間があればリュックひとつでソロキャンへ。 | | 木水晶子さん 「清澄白河フジマル醸造所」醸造長。東京江東区にあるワイナリーで、契約農家のぶどうの個性を大切にしたワインづくりを行う。愛車の95年式パジェロミニ(通称パー子)と最低限の装備で素朴なキャンプを楽しむ。 | | 南雲昌高さん ポルトガルワイン専門の輸入、卸、小売業を営む「72シーズンズ」代表取締役。自社畑でワインに合う野菜を育てる野菜ソムリエプロの一面も。群馬県嬬恋村で「百年小屋キャンプ場」も経営。 |
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「コロナ禍の今しか飲めない味わい……貴重すぎます」(堀澤さん推薦)
堀澤さん曰く、今こそ飲んでおきたい箱ワインがあるという。
「通常はイタリア・トスカーナの地元のレストランや個人向けの量り売りワインなのですが、コロナの影響によって地元の消費が止まってしまった。ワイナリーの過剰在庫の消費と経済支援のため、今回日本向けに特別に箱詰めしてもらった、いわば今しか飲めない箱ワインなのです」。
キャンティにも通じるタンニンとジューシーな果実味で、味ももちろんお墨付き。
「ひと口で美味しさが分かる赤ワインですが、実はグラスに注いでから、少し時間が経ったほうがさらに味わいが増す。仲間とゆっくり飲んでほしいですね」。
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