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■トヨタ ヤリスクロス

トヨタ ヤリスクロス
トヨタ ヤリスクロス。コンセントはラゲッジ内に備わる。
C-HRよりさらにコンパクトなのがヤリスクロス。その名の通り、コンパクトカーのヤリスのSUV版だ。
といってもヤリスのラゲッジ容量が174Lなのに対しヤリスクロスは351Lもあり、左右の高さを変えられるラゲッジ床や、バックドアが足を振るだけで開くなどの便利機能が充実している。
1.5Lガソリン車と1.5Lエンジン+モーターのハイブリッド車があり、どちらにもオフロード走行時に使える4WDを用意。
AC100V/1500Wのコンセントを装備できるのはハイブリッド車。
ハイブリッド車の4WDシステムには、タイヤの空転時に脱出しやすくなるトレイルモードと、雪道を安心して走れるスノーモードが備わる。
夏は砂浜で扇風機を、冬や雪山でヒーターを気兼ねなく使える、小さいけれど頼れる一台である。
 

■三菱 アウトランダーPHEV

三菱 アウトランダーPHEV
三菱 アウトランダーPHEV。コンセントはラゲッジ内とセンターアームレスト後部座席側の2カ所に配置。
三菱の持つSUVと電気自動車と、ラリーカーのノウハウをギュッと詰め込んで登場したアウトランダーPHEV。
2.4Lエンジン+モーターを積む、充電できるプラグインハイブリッドで、現行型のデビューは2012年だが、ついに今年の冬にはフルモデルチェンジの兆しも。けれど現行型だって、度々改良が施されて十二分に熟成されている。
AC100V/1500Wのコンセントは2012年のデビュー時から用意されていて、現行型では全車に標準装備されている。地震や台風などの被災地に「電源車」として派遣されている実績からも、給電機能の実力は折り紙付きだ。
家と繋ぐV2Hに接続すれば、一般家庭の消費電力をエンジンをかけずに最大1日分、エンジンをかければ最大10日分も生み出せるという、排気量ではなく発電量でモンスター級のSUVだ。
 

■三菱 エクリプスクロスPHEV

三菱 エクリプスクロスPHEV
三菱 エクリプスクロスPHEV。コンセントはラゲッジ内に1カ所用意されている。
アウトランダーPHEVのパワートレインや4WDシステムが、ひと回り小さなボディに搭載されているのがエクリプスクロスPHEV。
アウトランダーPHEVとの違いは、「ターマック(舗装路)モード」というワインディングを気持ちよく走るためのモードも備わるなど、どちらかといえばスポーティな走りに重きを置くこと。
AC100V/1500Wのコンセントはグレード「M」にはオプションで、「G」「P」には標準装備されている。アウトランダーPHEV同様、家と繋ぐV2Hに接続すれば、一般家庭の消費電力をエンジンをかけずに最大1日分、エンジンをかければ最大10日分生み出せる大容量。
ラゲッジ重視ならアウトランダー、走り重視ならエクリプスクロスを選ぶと良いだろう。
 
籠島康弘=文


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