20代〜30代前半の若手デザイナーの服は、クオリティファーストで見ないようにしていて、勢いや熱を感じたら積極的に袖を通すようにしています。
今シーズン最も感動したのが、工藤司さんが手掛けるクードスのジャケット。マルタン・マルジェラのフラットガーメント期の考えを現代的に進化させたジャケットは、なんとも不思議な見た目と対照的な着心地の良さが印象的でした。
ファセッタズムの落合宏理さんが手掛けるコンビニエンスウェアのアウターTシャツは、細部まで良く考えられていてスーツのインナーとして着ても違和感がない。
これが1000円で買えるってすごいことだと思います。背中のプリントロゴが外から透けて見える点だけ改善してください!
清水健吾=写真 梶 雄太、来田拓也、星 光彦、野上翔太=スタイリング 増山直樹、早渕智之、長谷川茂雄、いくら直幸、髙村将司、大西陽子、森上 洋、中田 潤、今野 壘、オオサワ系、大木武康=文