カジュアル好きの定番、ミリタリーパンツ。
街角でもコーディネイトに取り入れる人をよく見かけるけれど、いかにもな“軍パン”はコテコテになりがちだし、いい歳になれば最低限の品は欲しい。
それなら「ビブリオテカ」をお試しあれ。
そもそも「ビブリオテカ」って?
「ビブリオテカ」。なんだかクセになる名前を持つブランドは、今秋イタリアで始動した新鋭だ。本格ミリタリーをテーマに掲げつつ、シルエットの美しさを追求したモノづくりで注目を集めている。
そんな彼らのデビュー作は、ミリタリーウェアのアーカイブに着想を得たパンツコレクション。これが大人の男に似合う、いい出来栄えなのだ。
例えば、1960年代のフランス軍で着用されていたM-52をベースに作られた「ジェネラル」もそう。
このパンツにはイタリアの名門ファブリックメーカー、オルメテックス社の綿ポリエステル生地を使用。本格ミリタリー仕様の生地で、ハリのあるタフな質感が特徴だ。
となれば武骨な顔立ちに仕上がりそうだが、ビブリオテカのそれは、かなり洗練された印象になっている。
ツータックで腰回りにゆとりがあるデザインだが、裾はすっきり。美しいシルエットが上品な雰囲気を演出し、キレイ目なスタイルとも好相性だ。
同じ生地で作られた「メジャー」は、1940年代の米軍ウェアから着想を得たモデルで、バックポケットがやや低めに付いているのが特徴。リラックス感漂うワイドな作りだが、ストレートなシルエットが、脚線をキレイに見せてくれる。
このほか、1960年代のM-41をベースにした「オフィサー」や、6ポケットのカーゴパンツ「プライベート」、深めに作られた前ポケットがアクセントになった「サージェント」といった5型が揃う。
また、これらのパンツには、綿100%やウール混の生地から作られた別バージョンも用意されている。
ひと言でミリタリーパンツといえど、それぞれ表情は実に多彩。ディテールやシルエットで印象も変わるので、型違いで数本揃えるのもいいだろう。カラバリはネイビー、オリーブ、トープ、グリーン、ダークイエローなどを展開する。
ミリタリー好きを満足させる本格仕様でありながら、大人の色気も醸し出すビブリオテカのミリタリーパンツ。この秋の指名買い候補に、加えておいて損はないだろう。
[問い合わせ]アマン 03-6418-6035