都会派とかクーペルックとか、今ドキなSUVに最近やや食傷気味な方にうれしいニュース。
ずっと水平対向エンジン+4WDにこだわる職人気質なスバルから9月2日に発表された2台のSUVが、なかなかタフでワイルドなのだ。
■登場から一切ブレないクロスオーバーSUV
もともとは北米で生まれた「レガシィアウトバック」。一貫して「乗用車の快適性+SUVの走破性+ステーションワゴンの積載性」を掲げてきたクロスオーバーモデルだ。
1995年の登場以来、搭載するのは水平対向エンジン。これに4WD(同社はオールホイールドライブ=AWDと呼ぶ)が組み合わされてきた。
9月2日に先行予約が開始された新型レガシィアウトバックは、北米では既に販売され、日本では今年10月から販売が開始されるという。
北米では2.5Lか2.4Lターボエンジンを積むのに対し、日本仕様は1.8Lターボとなるようだが、水平対向4気筒エンジンであることは同じだ。
グレードは「リミテッドEX」と「エックスブレイクEX」の2つ。
しかし、普通はグレードの違いって装備くらいなのに、この2グレード、キャラクターからして異なっている。
リミテッドEXは従来のアウトバックの延長上で、いわゆるフラッグシップらしい上質感が備わる。
そこに北米で昨年登場した新グレードの「
ウィルダネス」の要素が随所に採り入れられ、ボンネットから隆起した筋肉質な曲線や、バンパーやドア下の素材の切り替えなど、タフさが増している印象だ。
フロントのフォグランプ形状も、位置こそウィルダネスとは違うが、同じ6連形状が採用されている。
一方でエックスブレイクEXは、見た目も装備もよりアクティブな仕様になり、北米のウィルダネス色がさらに濃い。
バンパーやホイールはブラックアウトされ、ルーフレールも積載性の高いものが使われているようだ。また濡れたウェットスーツでも乗り込める撥水シートが標準で備わる。
いずれも先進安全運転支援機能「アイサイトX」は標準装備。衛生「みちびき」などからの情報を組みあわせることで従来より精緻に運転を支援してくれるもので、渋滞時にステアリングから手を離しての走行が可能。
長距離移動から遊び疲れた帰り道までしっかりドライバーをアシストしてくれる。
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