【メイド・イン・ジャパン革命③】
パッチもタブも「インディゴ」日本から世界に発信するメイド・イン・ジャパン
素材、技術の最高傑作である同シリーズを端的に表す意匠がある。それがパッチやタブだ。パッチは1950年代の後半までは主に茶レザーを採用。以降は茶系の紙パッチが主流を占めるようになり、アイテムの年代を紐解くひとつの手がかりとなっていた。
年代を知る手がかりといえば、右のバックポケットに付いたタブも同様。リーバイス®のロゴが刺繍されているのは片面か両面か、はたまた“E”の文字は大文字か小文字かで大いにざわついたものだが、ただひとつ変わらないのは「赤タブ」が基本であるということ。
そんなリーバイスのアイコン的意匠を、メイド&クラフテッドのメイド・イン・ジャパンシリーズは、すべてインディゴカラーに統一。しかもパッチには、日の丸を思わせるようなサンセットを光沢のある赤で表現した。
この特別感はほかのリーバイス®では決して味わえない唯一のものだ。
ご多分に漏れず、今季の注目銘柄の「502™ スリムテーパード」にもそのインディゴパッチやタブは採用されている。サイドをカットしたすっきりシルエットは、脚線美を描き出すだけでなく足元に合わせたシューズも魅力的に見せてくれる。
デニム「502™」の詳細はこちら 各々が抱くアメリカ製への想いも重々心得ている。しかし、その固定概念にとらわれ、極上の一本を味あわないなどモッタイナイ。今回のメイド・イン・ジャパンの3作を見るにつけ、そう思わずにはいられないのだ。
[問い合わせ]リーバイ・ストラウス ジャパン0120-099-501www.levi.jp山本 大=写真 星 光彦=スタイリング MASAYUKI(The VOICE)=ヘアメイク 菊地 亮=取材・文