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脳ミソの強制リセットには走ることが一番だ

少々ユニークというか、アートディレクターらしさを感じさせるエピソードがある。
「正直、最初はギアから入ったところもあるんです。ニューバランスとエヌハリウッドがコラボレーションしたフレッシュフォーム ザンテというシューズがあって、これを履いてみたい!と。
ほかにも、ニューヨークで出合ったディストリクトビジョンとか、面白いギアブランドがここ数年でどんどん出てきている気がします」。
加藤芳宏
海外マラソンへの参加経験もあるが、こういった社会情勢なのでレースへの参加は小休止中。普段のランは、仕事の合間に事務所のある原宿界隈をクルージングすることが多い。
「それはトレーニングというよりむしろ、気持ちを切り替えるため。走ると、ボーっとした無の状態というか、一種の瞑想状態になれる気がするんです。フィジカルな疲労とともに、頭のごちゃごちゃを吐き出して、クリアにする。そのために走っています」。
仕事柄、複数の案件が同時進行することが常なので、ランニングが切り替えのスイッチとして、役割を果たすのだ。
加藤芳宏
いつでも走り出せるよう、デスクの下には所狭しとランニングシューズが!
「単純に体を動かして気持ちいい、というのも大きいですけどね。夕方に走ったときは、着替えてから事務所の屋上でビールを呑んだりしますけど、そのチルアウト感もたまらないんですよ」。


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