バイクを乗るきっかけはやっぱり……

平山　バイクに興味を持ったのはいつ頃？
岡部　中学時代にめちゃくちゃ仲のいい友達のお兄さんがバイクに乗っていて。それがすごく格好良くて。
平山　何に乗っていたの？
岡部　なんだったけ……ハンドルがこうちょっと下がっていたんだよな～……。
平山　レーシーなやつに乗ってたのかな〜。あるいはカフェレーサーっぽく、ヤマハのSRとか。
岡部　SRかもしれないです。ちょっとやんちゃなお兄さんで。
平山　そうなんだ。じゃあ、もう少しワルなバイクかもしれないね（笑）。
岡部　タンクも自分でシルバーに変えていました。あとは漫画でよく『湘南純愛組』とかを読んでいて、やっぱバイクは格好いいな〜って。

平山　俺は中学時代からバイクを好きになったのね。なぜか友達みんなで急にバイクのレースが好きになって、当時世界的な日本人レーサーの平忠彦さんに憧れたな〜。『汚れた英雄』って映画は知ってる？
岡部　わ……わからないです。
平山　平忠彦さんをモチーフにした映画なんだけど、これがめちゃくちゃ格好良くてさ。バイクレーサーってこんな派手な格好良い生活してるんだ！って思ったよね。
レースでは命を賭けてるけれど……（中略）……そんなライフスタイルが衝撃的で、みんなで一斉にバイクを好きになったよね。それで、バイク屋へ行って片っ端からカタログを……（中略）……学校の椅子の背もたれの裏に思い思いのゼッケンを作って貼ってレースごっこもしてたね。それから高校を卒業してすぐ免許を取ったかな。

岡部　……なるほど。僕の場合は上京してからです。キングオブコントで優勝することができて、ちょっとずつお給料ももらえるようになりました。そこで、「よし、バイクだ」と思い、教習所に通って取りました。