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2021.09.12

メルセデスの電気自動車・第2弾「EQA」が新時代に相応しい理由を6人の識者が解説

EQCに続く、100%電気自動車シリーズの第2弾となる「メルセデス・ベンツ EQA」。
電気モーターから発せられる力強さは必要十分。また曲線を用いたクーペのようなスタイリッシュさが特徴的なこの一台を、識者6人が徹底解説!
いよいよEV導入がリアルに!ベンツの電気自動車・第2弾が新時代にふさわしい理由
MERCEDES-BENZ EQA メルセデス・ベンツ EQA
コンパクトSUVのGLAをベースとしており、全長4465×全幅1835×全高1625cmと取り回しの良いサイズ感。プログレッシブラグジュアリーをデザインコンセプトとし、またモーターの配置場所を工夫するなど、独自設計で従来のBEVよりもさらに高い静粛性を実現させた。640万円〜。

新時代へのベストチョイス

実は最近、この車を契約したばかり。これまで10年間乗ってきた1994年式のGクラスからの乗り換えです。
西洋占星術によれば、今年からグレート・コンジャンクション「風の時代」だそう。つまり新時代にふさわしい車じゃないかな、という理由は、半分冗談で半分本当(笑)。
新しもの好きで、もともとEVには興味を持っていました。ただ、今回の買い替え候補には、ランドローバー ディフェンダーも視野に入っていたんです。子供が3人いるので、家族5人がストレスなく乗れる居住性が必須なので。
それでも、最終的にこの車を選んだ決め手は、やはりEVという点。自宅が戸建てなので充電設備の設置が可能、iPhoneのようにガジェット感覚で充電して乗れる車って一体どうだろう、というワクワク感に心が揺さぶられましたね。
ガソリンスタンドに行かなくていい生活なんて想像できますか?ライフスタイルが変わっていく期待感がすごい。サーフィンやスノーボードなど、外遊びは大体なんでもやるんですが、友人たちとの遊び旅行は、今後、充電のことも考えた計画になるのかなぁなんて考えると楽しみですね。
小さいかなと懸念した居住性については、試乗したら絶妙に快適な空間でしたし、主張が強すぎないシンプルな顔立ちは、ノーマルで乗りたい自分には、気負わず乗れていい感じ。と考えると、EQAは新時代にふさわしい車なんだなと改めて思います。
コリコアソシエーション代表
石塚光明
2011年に会社を設立。キャンブロ社の正規代理店やテーマパークの商品企画、アートと人とをつなぐディレクションなど、その守備範囲は多岐に及ぶ。「好き」を仕事にする自在なスタイル。
 

いよいよBEVがファーストカーに!?

メルセデスブランドのエントリーEVであるEQA。そのベースとなるのは同社のコンパクトSUVのGLAクラスです。サイズもほぼ同じで、ちょっと広い車幅を除けば街中での取り回しやすさも魅力でしょう。
でもそこに搭載するバッテリーは66.5kWhと車格のわりには大容量で、WLTCモードで422kmの航続距離を誇ります。節電を気にせずエアコンばんばんで乗っても300km級の航続距離は望めそう。ということは、ライフスタイル如何ではファーストカーとしての用途を託せるかもしれません。
EQAにはほかのメルセデスと同様、AI対話型ボイスコマンドシステムである「MBUX」も搭載されています。ボイスコマンドといえば低い認識率からくる余計なイライラを思い浮かべますが、メルセデスのこれは学習が進んだのか、暑いだの寒いだの吉野家に行きたいだの、ざっくりした投げかけにも的確に応答してくれるようになりました。
乗り味はEVならではの低重心で、地に根を張ったかのような安定感のなかに、メルセデスらしい鷹揚さも感じられるもの。当然ながら音も静かで、車格に見合わぬ上質さを感じさせてくれます。
弱点はバッテリーを敷き詰めるため後席床面が高くなり、大人だと膝が上がり気味の姿勢になってしまうことです。これは乗用車ベースのEVに共通する特徴ですが、小中学生くらいの体格ならば普通に寛げる着座感かなと思います。
自動車ライター
渡辺敏史
出版社で自動車/バイク雑誌の編集に携わったあと、独立。自動車誌での執筆量が非常に多いジャーナリストのひとり。車の評価基準は、市井の人の暮らしにとって、いいものかどうか。
 



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