必要十分を知れば、ギア選びはもっと楽しくなる
サングラスはモトクロス競技用としてスタートし、ヨーロッパのサイクルロードレースシーンでシェアを拡大しているワンハンドレッドだ。
「バイクもこのサングラスでトレーニングします。顔に沿ったカーブの大きなレンズで、視界が広いのと空気抵抗を感じさせません。このあたりも、生粋のマラソンランナーとは違うセレクトかもしれません」。
時計はガーミンのフォアアスリート745。
「マルチスポーツモードといって、スイムからバイクと続けてアクティビティログを取れるのが便利です。トップモデルの945よりも数万円安く、機能的に必要十分なのでこちらを選んでいます」。
ギアオタクではあるが、ハイエンドかどうか、最新モデルかどうかには頓着していない。自分にとって必要なモノがはっきりしているからだろう。
クライアントの動作解析などで使用する商売道具のゴープロも、あえて数世代前のモデルを使用しているそう。
「ヒーロー7を使い続けている理由は、決してケチっているわけでなく(笑)、最新モデルと比べてもこれがいちばんコンパクトだから。
これ以降は少しづづサイズアップしているので、並走して撮影するときの取り回しを考えると、自分にとってはこのバージョンがベストなんです」。
トライアスリートは好奇心が強いタチなので、と笑う梅田さんの、ことほどまでにフラットなギア選びの目線、ぜひともご参考あれ!
RUNNER’S FILE 42 氏名:梅田祐輝 年齢:36歳(1985年生まれ) 仕事:トライアスロン プレイングコーチ 走る頻度:週5回、(1回につき1~1.5時間ほど) 記録: 5000m 14分51秒 |
連載「Running Up-Date」一覧へ「Running Up-Date」ランニングブームもひと昔まえ。体づくりのためと漫然と続けているランニングをアップデートすべく、ワンランク上のスタイルを持つ “人”と“モノ”をご紹介。街ランからロードレース、トレイルランまで、走ることは日常でできる冒険だ。
上に戻る 礒村真介(100miler)=取材・文 小澤達也=写真