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2021.08.28

ファッション

夏のパタゴニア術、人気スタイリスト編「黒のバギーズをモノトーンで」

「愛しのパタゴニア バギーズ・ショーツ」とは……
パタゴニアのバギーズ愛好家の愛用品や着こなし、言葉から、その引力の源を探る本企画。今回はスタイリストの菊池陽之介さんにフォーカス。
菊池陽之介●1979年生まれ。スタイリスト熊谷隆志氏に師事し、2004年に独立。「オーシャンズ」を含め、さまざまなファッション誌にて旬なコーディネイトを提案。ほかテレビや広告、ブランドカタログなどあらゆるフィールドで活躍。

バギーズを街に溶け込ませたモノトーンスタイル

「カラバリ、柄バリの豊富さはバギーズの魅力。ただ、街との親和性を考えたら……」と、2年前に手に取ったのが黒。パタゴニアのバギーズのなかでは少々控えめな部類だが、「いい大人にとっては丁度いい」と菊池さんも絶賛愛用中である。
「パタゴニアらしい鮮烈な色もいいのですが、街ではしゃぐ年でもないですからね(笑)。ほかのアイテムも黒系でまとめています」。
一方で、重い印象にならないよう、「トップに細ピッチのボーダー柄を加え、抜け感を添えることで黒の緊張を緩和しました」と菊池さん。そのうえ合わせたバギーズは5インチと短め。そのため、全体をダークにまとめていてもどこか軽やかに映る。

「丈は膝上が基本。スタイルのいい方ならまだしも、僕の場合、もうスタンダードなおじさん体型ですから(笑)。
短めにはくと裾と足先に距離が出て、スマートな印象に仕上がるんです。逆に短か過ぎるとスポーティさや幼さが目についてしまうので、やや下げてはくのがベストですね」。
 

海の近くに住みだしたことが契機に

古着ブームの頃からバギーズの存在は認識していたが、当時はその脇を素通りしていたという菊池さん。
「周りで古着のバギーズをはいている人は結構いましたから、だからこそ手を出してこなかったのかもしれませんね。それに、サイズ的にも大きいイメージで。古着屋に並んでいた大半がUSサイズだったからかもしれないけど」。
だが、とある日常の変化で強く意識し始めることになる。

「海の近くに住むようになってからですかね。海の近くに住んでいる人にとって、パタゴニアはより身近な存在だと感じます。
個人的に感化された部分もあって、7〜8年ほど前に初めてバギーズを買いました。それがサーモンピンクのコレ。休日を海で過ごしたり、釣りへ行くときにはきたくなるんですよね、この色。焼けた肌にもよく映えるんです」。

「このパープルは、3年くらい前に購入した山専用のショーツ。いい大人が“色モノ”に手を出すのは少々ハードルが高いと思われがちですけど、意外に落ち着いた紫は使いやすいですよ。発色のいいゴアテックスのマウンパなんかとも相性抜群ですね」。


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