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2021.08.21

あそぶ

トライアスロン・コーチが語る「ランニングは、視点を変えると良くなる」実体験

ユナイテッドコーチング
「Running Up-Date」とは……
トライアスロンのプレイングコーチとして活躍する梅田祐輝さんは、前回2020年のトライアスロン日本選手権で9位に入賞したツワモノ。
といっても、フルタイムのプロトライアスリートとしては2019年いっぱいでひと区切りつけ、現在は一般ランナーからプロのトライアスリートまでを対象にしたコーチングに精を出している。
興味深いのは、他人へのコーチングに本腰を入れてから「走るのが上手くなった」という事実だ。

「泳ぐ」「漕ぐ」「走る」を経験してわかった、ランニングの自由さ

ランニングは誰でもできるスポーツだけど、トライアスロンとなるとそのハードルはなかなか高い。
「物心ついたころから水泳をやっていて、高校まで熱心に取り組んでいました。そこでやり切った感があったので、大学ではまた別の、何か新しいことをやりたいなとトライアスロンサークルの門を叩いたんです」。
やがてトライアスロンの舞台で頭角を現し、一旦は就職するものの、プロアスリートとしての道を選び、現在に至る。
ユナイテッドコーチング
「競泳選手だった頃から走るのは嫌いじゃなかったですし、むしろ校内マラソン大会とかでは好成績を残せており、得意にしていました。
結局、泳ぐのも走るのも自分と向き合うスポーツで、それが水中か陸上かの違いがあるだけ。ランニングは性に合っていたんでしょうね。トライアスロンでもランパートは比較的得意なんですよ」。
そしてフルタイムのトライアスリートを退いてから、ランニングのさまざまな面に気づきがあったという。
「去年の春から夏、コロナ禍の起こり始めにかけて、いざ泳ごうと思ってもジムやプールは軒並み休業。泳ぐ場所を確保することもままなりませんでした。
そこで感じたのは、同じエンデュランススポーツの中でも、ランニングって本当に自由だなということ。周囲の人に配慮をすることが前提にはなるけれど、基本的には場所や時間帯を問わずどこでも、いつでもできる。その点がほかのスポーツにはない、ランニングならではだなって」。
ユナイテッドコーチング
水泳に限らず、自転車だって高価なマシンやそれなりの場所が必要。ランニングのような気軽さ、自由さはない。
「トライアスリートならではの気付きかもしれませんが、改めてランニングの可能性と懐の深さを実感しています」。


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