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2021.08.29

ファッション

ビームスの歴戦の猛者たちが“パタゴニアのバギーズ”を愛する理由

「愛しのパタゴニア バギーズ・ショーツ」とは……
パタゴニアのバギーズ・ショーツの魅力を紐解いていく本企画。
柴崎智典●ビームス プラスのスタッフとして経験を積んだ後、2012年にメンズカジュアルのバイヤーに就任。「出張時には欠かせない」とかねてよりバギーズへの信頼度は高い。
今回は趣向を変え、ビームスでバイヤーを務める柴崎智典さんと、ビームス 原宿の看板スタッフ、野澤康平さんを緊急招集。バギーズ好きで知られるおふたりに、その魅力を改めて語ってもらおう。
野澤康平●ビームス 原宿で勤務。店舗を代表するファッショニスタとして知られ、若手からの信頼も厚い。バギーズは30代から愛用中で、現在は柄系がターゲット。

アンバラス感がいいバランス


パタゴニアのバギーズは、ビームスで取り扱いをスタートしてかれこれ10年以上。両名も夏の定番としてフル活用している。
まずは街での着こなしについてをうかがってみると……。

「バギーズといえばやっぱり定番は5インチ、というのがビームス内での共通認識。ただ、街の着こなしでは短か過ぎると気恥ずかしさがあるので……」と野澤さんはやや腰の位置を下げてはき、裾を膝上5cmほどに合わせる。


「バギーズは裾幅が広めなのでトップスもやや大きめを選びます。今回は、TシャツはTシャツでもロングスリーブを選びました。長袖にするだけでも半袖ほどのラフさは出ませんし、捲った袖がアクセントにもなりますから」。
しかも、バギーズは目の覚めるような色鮮やかなピンクに対し、落ち着いたネイビーを選択。それにより、グラフィックデザインも主張させている。
一方、柴崎さんはというと「気の抜けた着こなしこそバギーズにとってはベター」と話しつつ、往年のビームス内で取り入れていたスタイルをほんのり匂わせながら品行方正なシャツを合わせた。

「僕が頻繁にバギーズをはくようになった2014年頃は、ビームス内でバギーズにブレザーを合わせる人もいました。
そのアンバランス感がショーツを引き締めたり、ブレザーの堅苦しさをいなすいいバランスだったんですよね。過去の横ノリ系の資料などでも、ジャケットやシャツを取り入れた着こなしをよく目にしましたね」。


「例えば、今回のようなBDシャツを白Tの上に合わせたり。僕は、そんな着こなしがアメカジっぽいな〜と思うんですよね」。


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