スウェット素材を使ったラインナップの拡大
同様に、柔らかで肌触りの良いスウェット地を活用して作られたヒット作はほかにもある。チャムスのウェア第一号となった「ハリケーントップ」は、誕生から30年以上経つ今も売れ続けている超ロングセラーだ。
メイドインアメリカにこだわったつくりや使い勝手の良さが評価され、アメカジ界隈から人気に火がつき始め、のちにフェスブームに乗って急速に認知度を拡大した。
使うシーンを選ばない着心地の良さは抜群で、色違いで何枚も持っているファンも少なくない。
スウェット地はバックパックにも使われるようになる。スウェットならではの柔らかな素材感、ポップなカラーリングを生かした「ハリケーンデイパック」は、担当者曰く「素材の柔らかさを活かしつつ、バックパックとして使えるだけの生地強度を出すための補強に苦労したモデル」だそう。
試行錯誤の末に発売されたハリケーンデイパックは、2006年に大ヒットを記録した。以降、街から登山にまで使える幅広いデイパックの展開は、チャムスの大きな特徴のひとつとなっている。
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