「ランニング効果をアゲるギア」とは……特別なギアも、なんなら才能や運動神経だって必要なく、誰もが手軽にできるのがランニング。
とはいえ、気分をアゲるためには着こなしにもこだわりたい。
ということで、イケてる先輩ランナーのスタイリングから、夏ランのTシャツ選びのヒントを学んでみることにしよう。
選択① ゆるジョグなら、いつものコットンTシャツで
この暑い時季に走るのであれば、リラックスした無理のないペースで走ることは基本的な絶対条件。
となれば逆転の発想で、決してゼイハアする気にならない、いつものコットンTシャツで走るというのもアリ。
リラックスシルエットのコットンTは「
オーバーサイズだから動きやすい」というシップスの
椛澤 翔さん。
「全身スポーツブランドで走ることもありますが、それよりもいつものカジュアル着感覚で走るほうが今の気分です。
これは米綿を用いたライフウェア社のボディで、
厚すぎず薄すぎずの生地感が心地いい。ボトムスは化繊の機能素材がいいと思いますけど、Tシャツはこういう選択の日があってもいいのでは」(椛澤さん)。
総合商社に勤務し、サブ3目前の実力派ランナーである
吹田 郁さんも、普段のジョグではコットンTをスタイリッシュに着こなしている。
「追い込んで走る日は別として、リカバリージョグの日はこんな格好です。これはトラックスミスという、アメリカで話題のランニングウェアブランドのもの。
コットン88%、レーヨン12%の、古着のアスレチックウェアによくある“ハチハチ”ブレンドのボディで、低速で生地を編む吊り編み製法で作られています。
生産効率の悪い製法ですが、糸に不要なテンションをかけないため、生地がふっくらソフトな質感。だから
リラックスして走りたい気分にはぴったりなんです」(吹田さん)。
コットンのTシャツでもOKと割り切れば、シルエットもデザインも選択肢がグッと広がるはずだ。
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