「20代から好かれる上司・嫌われる上司」とは……オリンピックは努力の成果を発揮する場
とうとう東京オリンピックが始まりました。結果としてメダルが取れたかどうかにかかわらず、選手の皆様にとってはこれまでの厳しい努力やトレーニングの成果を発揮する場ができ、本当によかったなあと私は思います。
連日のマスコミ報道で選手の皆様の様子を見ていると、今年50歳の私などは、若い選手の皆様が子供のようにも見え(失礼)、勝手に我が子に向けるような目で応援してしまいます。
著名な選手などは前から密着取材を受けていて、懸命な努力をしているシーンなども見ることができ、「やはりこういう努力をしてきたから、この結果があるのだなあ」「努力は裏切らない」と思うこともしばしばです。
能力は変わらない?それとも成長する?
さて、あなたは、「人の能力なんて遺伝子レベルで決まっていて、生まれ持ったものであり、そうそうは変わらない」と思う人でしょうか。
それとも「人の能力は、努力をすることによって、自分の能力を伸ばして成長することは可能だ」と思う人でしょうか。
スタンフォード大学のドゥエック博士は、前者の考え方を「固定された思考態度」(Fixed Mindset)と呼び、後者を「成長する思考態度」(Growth Mindset)と呼びました。
そして、前者の考えを持つとその考え通りに成長が止まり、後者の考えを持つとこれまたその考え通りに成長していくと主張しました。
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