「ランニング効果をアゲるギア」とは……速乾性があって、足さばきが良く、ヒザ小僧を出しても気恥ずかしさを感じさせない――このワガママな条件を満たしつつ、服好き、ギア好き、そしてラン好きのオトコたちから安定の支持を得ているショーツを作るブランドがある。
パタゴニアだ。
しかし、ランニング専業のスポーツメーカーではない、いわゆるアウトドアブランドがなぜランナーをも魅了するのか。愛用者のコメントを聞くと、納得の3つの理由が判明した!
理由①「なんてったって、すぐ乾く」
フィールドでの安全を担保し、山や海での万が一の事態でもユーザーの命を守る。そのため、アウトドアブランドは一般的にスポーツメーカーよりも製品クオリティのベースラインが高い。
同じ機能素材でもより効果の高いものが用いられ、縫製は頑丈でタフな作りを身上としている。
ネクタイ業界のキーパーソン、
並木孝之さんはパタゴニアのサーフショーツを普段から愛用している。
「スポーツメーカーの作るランニングパンツのデザインがあまり好みではなくて、気の利いたデザインを探していたところ、パタゴニアのサーフショーツに行き着きました。
ポイントはとにかくすぐ乾くこところ! 夏場は特に重宝します。休日はこのままの格好で過ごすことも多いのですが、
走ったあとショーツをはいたままシャワーを浴びて、数十分後にはカフェに入ることも。街中で抵抗なく着られるのがいいんですよ」(並木さん)。
理由②「アウトドアブランドならではの色使い」
先の並木さんもコメントしてくれたように、スポーツメーカーとは一線を画すアウトドア背景のカラーリングもパタゴニア・ショーツの大いなる魅力だ。
「これは数年前に展開されていた
トレイルランニング用のショーツですが、
オリーブグリーンにオレンジのパイピングというカラーリングがパタゴニアっぽくて、気分がアガります。
ボトムスはこれくらいストイックなショート丈のほうが走りやすいですし、コーディネイトのバランスも取りやすい。オマケに毎日タフにはき倒していてもくたびれてこないし、洗濯後もすぐ乾くから明日またはける(笑)。さすがパタゴニア、ホンモノのギアだなと感じます」(
山本 慎さん)。
取材時はそのパイピングのオレンジを活かし、トップスの文字柄部分と色をリンクさせたさすがのスタイリングを披露してくれた。
「
好きなデザインの服で走るとモチベーションになりますよね。無難な黒いショーツではなく、気の利いたツートンカラーのショーツを探したいときはパタゴニアを見にいきます」(山本さん)。
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