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Have a nice ONSEN trip
その後結婚して、子供が生まれ、独立した7年前にこのプリウスを購入した。
「子供が生まれたことで、買い物とかに車があったほうが便利だなと思ってプリウスを選びました。理由は…… まあいちばん売れてる車なら、間違いないだろうっていう単純な理由です(笑)」。
プリウスを買ってからほどなくして、有馬さんはキャンプへ行くようになる。
「業界内の交流のような形でキャンプに参加したのがきっかけで、どんどんハマっていきました。ひと昔前なら交流のための遊びといえばゴルフなどなんでしょうが、僕らの世代はキャンプなんです」。
もちろんそのときも、そして今でもキャンプへはプリウスで出掛ける。周りから「なんでプリウス?」と言われたが、「キャンプは“映え”のためじゃなくて、現地で楽しい体験をするために行くわけですから」。
だから見た目が“映える”車は必要ない。
キャンプ道具一式を揃えて以降、同じギアでもより軽量なものやコンパクトなもの、先輩たちから勧められたものなど、“体験”のための道具にお金を使うようになった。
あっという間にプリウスのラゲッジは一杯になったが、ギアのコンパクト化などでしばらくは何とかなった。しかしさすがに家族4人でキャンプへ出掛けようとすると、バックミラーで後ろを確認しずらくなってきた。
そこで有馬さんはルーフキャリアを購入した。もっとラゲッジの広い車を購入する選択肢もあっただろうに「車を変えるとなれば最低でも数十万でしょ? でもキャリアなら数万円で済むじゃないですか(笑)」。
そう、お金をかけるのはあくまでキャンプでの“体験”のためなのだ。
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