極論、必要最低限のモノさえあれば日常生活に支障はないのだろう。しかし、そんな日々は平凡でタイクツだと断言したい。そして宣言したい。
ここで紹介するアイテムは、家時間をとびきり豊かにすると。自宅で過ごす夏、それは決してネガティブなことではないのだ。
「I.W.ハーパー」のゴールドメダル
140年以上の歴史を持ち、今も世界中のバックバーで存在感を放つ。I.W.ハーパーは、確かに夜が似合う酒だ。しかし、飲み方次第でその印象は一変する。
たっぷりのミントと炭酸水、そしてクラッシュドアイスというフレッシュな相棒を得た途端、太陽が似合う夏の爽快なカクテルに。さっぱりとした飲み口の奥に潜む、ほのかな甘みがたまらない。
そして、ハーパージュレップを飲む際は、写真のようにステンレスのジュレップカップ(ミントジュレップ専用のカップ)の用意もお忘れなく。氷が溶けにくく、太陽の下でゆっくりハーパージュレップを楽しむのに最適なのだ。
昼乾杯に最高!なミントジュレップって何だ?
バーボンウイスキーとミント、砂糖で作るカクテルのこと。ミントの爽やかさに加え、氷でキンキンに冷やして飲むため、特に夏の昼の酒として人気だ。ちなみに、I.W.ハーパーで作ったミントジュレップを「ハーパージュレップ」と呼ぶ。
ハーパージュレップの作り方
[1]ジュレップカップに砂糖少々とフレッシュミントを入れ、ペストルなどでミントを潰す。
[2]I.W.ハーパー(60ml)を注ぐ。
[3]ステアしながらクラッシュドアイスを2、3回にわけて入れる。
[4]炭酸水をフルアップで注ぐ。
[5]最後に再びクラッシュドアイスを盛り、ミントを飾る。
「アールケ」のソーダサーバー
このソーダサーバーがあれば、自宅で簡単に強くてウマい炭酸水が製造可能となる。手順はシンプル。装置にシリンダーをセットして、上部のレバーをプッシュダウンするだけ。
下げる回数で炭酸の強度を調整でき、蓋付きの専用ボトルは冷蔵庫での保管が可能だ。出来立ての炭酸水は、爽快感が格別。ペットボトルのゴミが減らせる点も、実に気持ちがいい。
「カール・ハンセン&サン」のラウンジチェア
背もたれ上部の両サイドが流麗な羽のように広がった「ウィングチェア」は、生涯で500種以上をデザインしたといわれる“椅子の巨匠”ハンス・J・ウェグナーによる作品。
さまざまな姿勢で座ることを想定した彫刻的で複雑な設計は、首、背中、肩それぞれを極上のコンフォートへと導く。ゆったりと腰をかけてグラスを傾けるのに最適、いや最上の椅子に違いない。
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