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中身を覗けば真価がわかる!


上はズーム フライ 3の分解イラスト。注目すべきは、〇〇フライシリーズ最大の特徴たる内蔵プレートがトップモデルと同じカーボンファイバー製となっているところ。前2世代は樹脂製のプレートだったため、この違いは大きい。
愛用者たちのインプレッションによると、跳び箱を跳ぶときに踏みつけるロイター板のように、着地の衝撃を前方への推進力へと変えてくれるという。
近田耕一郎さん私物
食品メーカー「ウルトラランチ」代表、近田耕一郎さんもその性能に惹かれたひとりだ。
「普段は薄底のシューズで、人間本来の走りに近いとされるつま先〜ミッドフット着地のランニングを楽しんでいます。
ズーム フライ 3は厚底なので真逆の設計とみなされることも多いかもしれませんが、実は同じような走法でこそプレートの後押しをダイレクトに感じられる、スピード感を楽しめるシューズです。
僕は20kmくらいをちょっと速めのジョギングで流すときに手に取ります。また、履きはじめて1年半も経っているのに、外見上はほぼノーダメージなんですよ。驚きです」。
第3世代になってカーボンプレートにグレードアップした一方、ナイキ リアクトミッドソールはより厚めになって衝撃吸収性や耐久性が増しているとのこと。一般ランナーでもより履きこなしやすく進化している、と言えそうだ。
 

カーボンプレート入りシューズに挑戦してみたい人の登竜門

池 大輔さん私物
取材時は“慣らし”で別のナイキを履いていた池 大輔さんも、フルマラソンでサブ3を達成すべく、セールのタイミングを利用してズーム フライ 3派に。
「今までのナイキのシューズと比べてソールがだいぶ柔らかい印象。クッション性に優れていて、カーボンプレートも内蔵しているので、フォアフットを意識して走ればスピードが出る感覚があります。
一方、疲れてかかと着地になってしまうとクッションが仇となり、スピードが出ないイメージです」。
 
 
ゆっくり走ればクッショニングシューズとして機能し、出力を上げれば速く走るための理想のフォームへと促す、マルチな設計。
 
なるほど納得、ズーム フライ 3は「少々足に覚えのある人にとっての、ナイキの新定番」との呼び声高い名モデルなのだ。
 
「ランニング効果をアゲるギア」とは……
総勢40名のランニングライフを追いかけてきた連載「Running Up-date」。そこで取材をしたリアルランナーが履いていたシューズは? 着ていた服は? 時計は? 何かとアガるランニングギアまとめ。
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礒村真介(100miler)=取材・文


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