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■『探偵はBARにいる』で大泉 洋が乗っていた


光岡 ビュート

映画『探偵はBARにいる』シリーズでは、札幌市すすきののバーに入り浸る私立探偵を演じる大泉 洋。
その傍らには、松田龍平演じる助手の高田。彼の愛車が光岡ビュート(初代)、通称「高田号」だ。同映画は3作がリリースされているが、高田号は1作目からずっと出演している。
同映画はハードボイルドなストーリーの中に編み込まれるコミカルなやりとりが魅力だが、この高田号も話しかけないとエンジンがかからないなど、その演出にひと役買う重要な存在。
富山県に拠点をおく光岡自動車は、既存の車をカスタマイズして販売している企業。最近ではトヨタのRAV4をベースとしたアメリカンなSUVの「バディ」が納車2年待ちともいわれるほど大人気となっている。
かつては自社でいちから車を作り(ゼロワン)、日本で10番目の自動車メーカーとして認可されたこともある。
ビュートは1993年に登場した同社の初期から続くモデル。
ジャガー Mk2をモチーフに,初代から現行型までずっと日産のマーチをベースとしている。マーチはもちろん日産のアップデートとともに変わっているのだが、ビュートの外観デザインは初代から現行の3代目までほとんど変わっていない。
ちなみに写真は現行型の3代目ビュート。
 

■『サンダーアーム/龍兄虎弟』でジャッキー・チェンが乗っていた


三菱 ミラージュ

大の車好きで有名なジャッキー・チェン。だからこそ、彼の映画には数々の車が毎回のように登場するのだが、特に三菱自動車が頻繁に活躍しているのはファンの間では有名な話。
本人も過去に三菱ファンを公言しており、かつて中国における同社のブランドキャラクターとしてジャッキーが起用されたこともある。
カーチェイスシーンが有名な『キャノンボール2』ではスタリオン、『デッド・ヒート』ではランサーエボリューションIIIやGTO、『プロテクター』にはパジェロやデリカなどが登場している。
コンパクトカーのミラージュも頻繁に登場しているが、特に『サンダーアーム/龍兄虎弟』では、2代目ミラージュをベースとしたコンセプトカー「ミラージュ・スパイダー」が選ばれている。
上の写真はその2代目ミラージュのハッチバックだ。

ちなみにミラージュ・スパイダーは愛知県岡崎市にある三菱オートギャラリーが所蔵しているとのこと。同ギャラリーの展示車両は期間ごとに入れ替えられるので、運がよければ見られるかも!?
 
籠島康弘=文


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