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自己ベストでなく、今出せるベストを目指すべし

「誰かと一緒に走ることが多いので、今までに付き合いのなかった人との出会いに恵まれるのがランニングのいいところですね。
おかげさまで仕事上での人付き合いにおいても、ランニングという共通の話題で会話ができるようになりました。レベルが違っても、ランナー同士であればお互いにリスペクトを持てるのがいい」。
金岡克宜
なかでも印象的だったのが、意識の持ち方をアップデートさせてくれた言葉との出合いだ。
「ランニングウェアブランド『エルドレッソ』の阿久澤さんと、ランニング系YouTuberのHAGIさんが始めた『ラウドランナーズ』の練習を見学させていただく機会がありました」。
その時、HAGIさんが発したというひと言が心に響いた。
「PB(自己ベスト)を狙うより、今出せるベストで走りましょうと声を掛けていたのですが、それって凄くいい考え方だなって。
毎回毎回、記録の更新を狙うばかりだと疲弊してしまいますし、そのときどきの心身の状態ってものがあるじゃないですか。
かたや、その日できる精一杯を尽くすかどうかは、心の持ち方次第で決まります。他人と比べるのではなく、過去の自分といたずらに比較するのでもなく、今出せるベストに集中するわけです」。
金岡克宜
無理せず楽しく、自分の中のモノサシでやり遂げること。なんというか、50歳になってから走りはじめたランナーならではの、示唆に富んだスタンスではないだろうか。
自身が関わるトポ アスレティックの「ケガ無く長く走れるシューズ」というコンセプトと、どこか合致している点も興味深い。
自分らしく走るというのはやはり、それぞれに奥が深い。だから面白くって、不思議と飽きがこないのだ。
RUNNER’S FILE 40
氏名:金岡克宜 
年齢:52歳(1969年生まれ)
仕事:アパレル輸入代理店 シニアマネージャー
走る頻度:月間100km目標、約8km/回
記録:レースへの参加は特になし
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「Running Up-Date」
ランニングブームもひと昔まえ。体づくりのためと漫然と続けているランニングをアップデートすべく、ワンランク上のスタイルを持つ “人”と“モノ”をご紹介。街ランからロードレース、トレイルランまで、走ることは日常でできる冒険だ。 上に戻る
礒村真介(100miler)=取材・文 小澤達也=写真


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