OCEANS

SHARE

■フォード F-150ライトニング

フォード F-150ライトニング
フォード F-150ライトニング
アメリカで最も売れているピックアップトラックがF-150。
フォードは今年5月にF-150の電気自動車バージョンとなる「F-150ライトニング」の発売を発表した。

発売時期は来年半ばの予定で、価格は3万9974ドル(約440万円)からと、テスラのサイバートラックと真っ向勝負の形となった。
最大航続距離は300マイル(約483km)。商用での使用を意識し、荷台部分も含め最大12カ所に電源を用意。だから荷台で電動ノコを使うこともできる。

また400ポンド(約181kg)のセメント袋を収納できる防水収納スペースも装備するプロ仕様である。

5人乗りで、シートは洗うのが簡単なビニール製。こういうガシガシ使える電気自動車って、ありそうでなかったかも。
 

■リビアン R1T

リビアン R1T
リビアン R1T
上記GMCやフォードのほか、ラム(旧ダッチラム)も電気トラック製造を宣言しているが、EVならオレたちだって!とばかりにアメリカの新興メーカーも参入している。

そのひとつが「リビアン(RIVIAN)」だ。昨年7月にピックアップトラックのR1Tと、SUVのR1Sを発表した。
R1Tの最大航続距離は300マイル(約483km)以上、来年1月には400マイル(約645km)超のモデルも発表するという。

また既存メーカーにはないオプションとして、IHクッキングヒーター付きのキャンプクッキングパッケージや、荷台に設置するテントパッケージ、屋外で楽しめるBluetoothスピーカーなどを備える。
このあたりも、新興メーカーらしい提案だろう。

価格は6万7500ドルからで、販売は来年を予定している。
 

■ボーリンガー B2

ボーリンガー B2
ボーリンガー B2
ボーリンガー(BOLLINGER MOTORS)もまた新興EVトラックメーカーのひとつ。
2019年にSUVのB1とピックアップトラックのB2を発表した。

外観や内装はクラシカルなSUVをイメージさせ、電気自動車という先進的イメージとは真逆の、ミリタリートラックのようなミニマルな武骨さがクールだ!

フロントからリアエンドまでボディ中央をぶち抜くように長尺物を載せられるスルー機構を備え、フロント部分は作用台としても使える。
ルーフやドアはパネルで構成されていて、取り外すこともできるようだ。

価格は12万5000ドル。今年から販売を開始するとしていたが、どうやら少々遅れているみたい。これは旧車好きも注目だろう。
 
籠島康弘=文


SHARE

次の記事を読み込んでいます。