ビーガンレザーやリサイクルポリエステルの採用、海洋保護団体「PARLEY FOR THE OCEANS」との提携など、アディダスは特に近年、サステナブルに関する動きが顕著だ。しかしサイラー氏によると、同社は30年以上前から環境保護の取り組みを続けてきた。 「アディダスには『スポーツを通して、私たちには人々の人生を変える力がある』という大きな軸があり、サステナビリティはその中の重要な柱の一つです。 長年、積極的には発信してきませんでしたが、2015年に前CEOが“海洋ゴミでできたフットウェア”を発表したことから流れが変わりました。現時点では、2025年までに製品の90%をサステナブルな形で作ること、2030年までにカーボンフットプリントを30%削減することを目標に掲げています」。