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2021.07.17

あそぶ

プロ顔負けのトライアスリートに学ぶギア選び。アフターランも含めて頼れる品々

菊池朋明
「Running Up-Date」とは……
突然だが、一般の市民ランナーとトップアスリートの差はどこからくるのだろう。
身体能力やトレーニングのレベルが違う? それはもちろんそのとおり。しかしそれ以上に大きいのが、トレーニング“以外”の時間をどう過ごすかの差だと言われている。
すなわち、ケアに費やす時間と意識の違いだ。
アマチュアながらプロ顔負けの結果を残すトライアスリート菊池朋明さんも、やはりケアには人一倍気を遣っているそう。前編に続き、今回はそのへんの話を聞いてみよう。

トレーニングシューズは「クッション性重視」

菊池朋明
シンプルなルルレモンのトップスと、エルドレッソのヒョウ柄ショーツの組み合わせ。キャップはハーレー、シューズはナイキだ。
ケアへのこだわりは、まず足元に現れている。ナイキが“怪我ゼロ”を掲げてリリースしたニューモデル「ズームX インヴィンシブル ラン」は、モデル名にあるように、ソールユニットにズームXフォームを採用。
箱根駅伝などの競技シーンを席捲した厚底シューズ、「ズーム X ヴェイパーフライ ネクスト%」に使われているものと同じ素材だ。
菊池朋明
「もともとレースでは“ヴェイパーフライ”を履いていて、このフワフワしたズームXソールの良さは実感していました。
“インヴィンシブル ラン”は同じ味付けのクッショニングで、より怪我のリスクの低減を狙ったシューズ。ある程度距離を走り込むトレーニングなら、スピード仕様のシューズではなく、クッショニングを重視して選んでいます」。
シューズ以外でも、アキレス腱やふくらはぎへの負担を考慮し、足の故障を予防するためのさまざまな秘密兵器を導入している。
菊池朋明
「写真のKTテープは主にアキレス腱のサポート用で、少しでも違和感を感じたら走る前に貼っています。今日はスピード練をしようかな、というときや、トレイルランやクロスカントリー的な不整地走のときにも、予防として使います。
2XU(ツータイムズユー)のカーフは、ふくらはぎの筋肉をコンプレッションすることで走行中の揺れを抑えてくれます。こういった小さな積み重ねが、疲労軽減につながるんです」。
思いつくケアはとにかく全部やる!が菊池さんのスタンスだが、むしろ一般ランナーこそマネしたいポイント。
気分転換やフィットネス向上のために走っているのに、故障して痛みを我慢することになってしまったら、本末転倒もいいところだ。


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