いくらデジタル化が進んでも、普遍の価値を有するアナログなものは存在する。エルメスのノートもそのひとつだ。
2002年の誕生以来、長く付き合えるプロダクトとして人気のレザー製ノートだが、この度届いた新作はかなり特徴的。というのも……「小さくなっちゃった!」のである。
ビジュアルは紛れもなくエルメスのノートなのだけど、普段はないストラップが付いている。そして手のひらに乗せれば、ほら、このとおり。
超ミニサイズのノートになっているのだ。編集部で調べたところ、縦5.8×横4.2cmほどしかなかった。実物を見れば想像以上に小さいことに驚くはずだ。
ベースとなるのは、2002年に誕生したエルメスのノートカバー「ユリス」。上質なソフトレザーを用いており、その仕上がりは一級品と呼ぶにふさわしい。レフィルを替えることで、ノートだけでなく名刺ケースや手帳などさまざま使えるのも魅力だ。
今までもいくつかサイズ展開をしていたものの、これほどミニサイズのノートが登場するのは初のこと。
しかしサイズは変わっても、その随所にしっかりエルメスの意匠が見て取れる。
ノートを開くとエルメスのロゴがさりげなく主張するし、ソフトレザーのカバーは表面と裏面がバイカラーになっていてなんとも洒落た印象だ。ポップな雰囲気を醸す青とピンクの配色と、キャメルと赤など、そのカラーリングも特徴的だ。
これだけ小さいと使い方にも迷いそうだが、中のノートはペリッと剥がせる付箋になっているので、簡単なメモをやりとりするときにも割と便利。
付箋を使い終わったらレフィルをミニサイズのノートに取り換えて使うことも可能だ。
既に触れたようにストラップ付きのチャームなので、バッグに下げるだけでももちろんいい。
メモを取るときはスマホで……という人でも思わず欲しくなるラグジュアリーなミニノート。小さくともエルメスのプロダクトとしての価値は、やっぱり偉大だった。
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