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2021.07.11

あそぶ

身につける虫除けから強力スプレーまで。この夏、覚えておくべき防虫対策

虫除け対策
「Camp Gear Note」とは……
アウトドアで必要不可欠な防虫対策は、前回お伝えしたとおり、ひとつではなく複数の対策を組み合わせてこそ効果が高まる。
根本的なことだが、長袖長ズボン+ソックスを着用して、肌の露出を減らせば虫刺されのリスクは軽減できる。しかし、ご近所の蚊と違い、大自然で育った蚊はたくましい。薄手の長袖で肌を隠したくらいでは、容赦なく服の上から刺してくる強者もいる。

「身につける」タイプの防虫ギアとは?

虫除け対策
夏でも快適な薄さとストレッチ性を兼ね備えた「SCトラバースパンツ」1万3200円、中厚手のコットンニット生地を採用した「SCコットンT L/S」 9680円/ともにフォックスファイヤー(ティムコ 03-5600-0121)
このジャンルでまず思い浮かぶのは、釣り用品や登山用品を長年手掛けてきた日本ブランド「フォックスファイヤー」。大自然でいかに快適に遊ぶかを考慮したウェアやギアを手掛けている。
彼らが展開しているのが、防虫素材「スコーロン」を採用した着るタイプの虫除けウェアだ。
虫除け対策
アース製薬と帝人フロンティアの強力タッグが開発した注目の素材。
スコーロンとは、簡単に言えば「防虫」と「UVカット」、ふたつの機能を備えた機能性素材である。
蚊取り線香でお馴染みのアース製薬と帝人フロンティアが共同開発したもので、繊維に虫を寄せ付けない特殊な加工が施されている。
虫除け対策
ウェアに止まった虫が成分を感知して逃げていく仕組み。
従来の防虫性素材との大きな違いは、防虫効果の洗濯耐久性が非常に高いこと。
今までは防虫成分を配合したカプセルを生地に付着させるタイプが多かったが、スコーロンは特殊な防虫剤をナノレベルで生地そのものに付着させている。洗濯を20回しても、80%以上の防虫効果を維持できるそうだ。
虫除け対策
アウトドアだけでなく、街にも馴染みが良い。
機能性ウェアにありがちな、野暮ったさがないのも特徴。写真のとおり、アウトドアはもちろんデイリーウェアとしても活躍しそうなシルエットだ。
UVカットや速乾性、消臭効果など、アウトドアウェアブランドならではの快適性を兼ね備えており、フード付きや生地の厚みなどのバリエーションも豊富に展開している。


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