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2021.07.10

ライフ

三頭の象がアイコンの謎ショップ参上。SNSでも話題の激ウマ面白いカレー店の全貌

「これはすごい」「ヤバすぎる」「頭がおかしくなりそうな美味しさだ」――6月のオープン以降、早くもSNS上でカレーマニアたちから称賛を浴びているカレー&ギャラリー「サンゾウ トーキョー」。

超人気カレー店「ボンベイ」の系譜でありながら、まったく新たな境地に挑む下北沢の新店は、案の定オープン初日から満員御礼の大行列。飲食はスタンディングスタイルを採用しているうえに、店内にギャラリースペースまで設けるなど、そのコンセプトは斬新だ。
一体、どんな人物が仕掛け人なのかというと……何やら見慣れた顔が。
サンゾウ トーキョーの前で佇むのは、なんと我らが種さん! この新店の仕掛け人で、着用しているのもショップオリジナルのロンT。ECサイトでの販売もスタートした。

サンゾウ トーキョーはどのように生まれたのか

「何かカッコ良くて面白いことをやりたい。それがすべての始まりだったかな」。
そう話すのは、サンゾウ トーキョーの仕掛け人で、オーシャンズでもお馴染みの“フリープランナー”種市暁さんだ。
彼をまとめ役に、オーナーとして不動産会社の経営者でありながらファッション業界とも繋がりの深い近藤昌繁さん、シェフとしてカレークリエイターでボンベイ社長の磯野晃一さんが参戦。3人揃って「サンゾウ(=3象)」というワケである。
写真左から磯野晃一さん、近藤昌繁さん、種市暁さん。
種市「磯野くんが『料理で面白い表現がしたい』って話してたタイミングと、近藤くんが『面白い場所が欲しい』って言ってたのがちょうど同時期だったんだよね。そんなときに下北沢の再開発プロジェクトの話が僕のところに舞い込んできて。『じゃあ、3人でなんか面白いことやろう!』って意気投合したのが今から2年くらい前かな」。
そこから磯野さんのカレー作りが始まり、近藤さんはギャラリーを任せられるキュレーターを招集。種市さんと一緒にアメリカへ飛び、店内で展示・販売するアイテムを買い付け。同時に種市さんは内装や店先の空間デザインに参画し、現在の砂漠を彷彿とさせるソリッドな世界観を作り上げた。
「サンゾウ トーキョー」は、小田急線の線路跡地にオープンした商業施設「リロード」内にある。カレーショップであることを示すサインや暖簾はない。胃袋を刺激する“匂い”が看板だ。


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